東京を中心に活動する現役医師ギターロックバンド、ゆれる雨音。 

バンド名は、「欝々とした日常の中に希望を見出したい」という思いからつけられている。


始まりは大学医学部の軽音部。徐々に外に向けての活動が本格化していき、それぞれが働き出した今でも続いている。

週に1回のスタジオでの練習や曲作りのためのセッションは夜22時から集まることもあるという。


ゆれる雨音の音楽的な特徴は、システマチックなリフレインを繰り返すギターリフにあるといえるだろう。そんなギターリフを響かせるバンドというと、すごくテクニカルなバンドが連想されるものだが、ゆれる雨音の音楽はそこまで過度にテクニカルに響くことはない。もちろんそれぞれのスキルが高くないとできない音楽を奏でてはいるが、それを全面に押し出している雰囲気はないのだ。それはひとえに、楽曲がエモーショナルだから。感情をしっかりと込めた音楽の中に、テクニカルな部分をエッセンスとしてプラスしているようなバンドだといえるだろう。


曲作りの中心となっているのはギターボーカルの俊宏。ベースとなる曲とイメージを持っていき、それをスタジオでセッションしながら仕上げていく。その過程でぶつかることもあるが、その都度しっかりと話し合い、お互いに理解を深めていくことで、彼らの音楽は出来上がっていく。

それぞれの勤務の都合上平日のライブは難しくなっているが、デジタルにも力を入れながら活動中だ。




・ゆれる雨音 – 流転に生きる




歯切れ良く切れるギターリフが印象的なこの曲。そんな印象的なギターリフにもう一本のギターが気持ちよく絡みあう。それぞれのギターがそれぞれに存在感を醸し出すというのもまたゆれる雨音の特徴なのだと分かる楽曲だ。

サビでは持ち前のハイトーンボイスを余すところなく絞り出す。このハイトーン感が、バンド全体にエモい印象を与え、テクニカルな印象をいい塩梅で薄れさせているのだ。




・ゆれる雨音 – Blue Seeker



アップテンポなBPMにつられ、ゆれる雨音の代名詞ともいえるシステマチックなギターリフの音数もぐっと多くなっている。「流転に生きる」ではギターリフ自体は感情が少なめな印象だったが、この「Blue Seeker」はギターリフからすでにエモーショナルな雰囲気が満載だ。もちろん歌のメロディーも同様にエモさが溢れている。それぞれの楽器の鳴り方も、感情が爆発したような爆発力のある響きで、ライブ映えすること間違いなしだと感じさせる。

サビでのファルセットや、音数の多いメロディーをも難なく歌い上げるギターボーカル俊宏の歌唱力の高さにも注目だ。



これからは、YouTubeの更新頻度も上げていきたいという彼ら。職業柄、他のバンドのような活動は難しいかもしれないが、彼らなりのやり方で少しずつ前進していく。

3月には約4か月ぶりとなるライブも控えているため、まずはそのライブに注目したいところ。




【HP】 https://yureruamaoto.wixsite.com/yureama-official


【Twitter】 https://twitter.com/yureru_amaoto


【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCMhDrySrNMVb4kWnhteGyEw


【ライブ情報】


2020/3/29 (日)@赤坂 CLUB TENJIKU

3rd EP「感作する」Release LIVE


【リリース情報】

「感作する」

2019/11/24(木)発売 4曲入り

¥1,000(tax in)

■収録内容

1.Blue seeker

2.純化の魔法

3.レイメイ

4.流転に生きる


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