和歌山初のご当地アイドルとして誕生したアイドルグループ、Fun×Fam(ファンファン)。
2011年1月、和歌山のダンススタジオに通う女の子たちから選抜するという形でメンバーが集められ、結成。以降、テレビ和歌山「ちゃぶ台」にてレギュラー出演を果たしたり、全国ツアーを決行したり、「全国高校野球選手権和歌山大会」のイメージソングに楽曲が採用されたりと、着実に実績を積み上げてきた。活動スタートして10年目となる今では、カバー曲で300曲程度、オリジナルでも40曲程度を数えるなど、持ち歌も多い。
キャプテンは2代目キャプテンとなる「須左美 静奈」。そしてメンバーは、その名の通りのハーモニーや息の合ったパフォーマンスを魅力とする「チーム・ハーモニー」、歌唱力で勝負できるメンバーが集まっている「チーム・メロディ」、ロックダンスなどのパワフルなダンスパフォーマンスに魅力がある「チーム・マウンテン」という3つのチームに分かれる。その下に研究生がいるというのがFun×Famの基本的な構成。
メンバーには小学生高学年~高校生が多く、「メンバーの10年後の将来を考えながら活動している」という彼女たちには、一緒に成長していけるなど、今だからこそ見られる魅力が詰まっているといえるだろう。
この2020年6月28日には11枚目のシングル「ASTERISM~夢見る星座たち~」をリリース予定。ますます注目されること請け合いのアイドルグループだ。
・Fun×Famメジャーデビューシングル『未来 Yeah!』 PV
2015年12月9日にリリースされたFun×Famのメジャーデビューシングル「未来 Yeah!」。
そのタイトルや≪何十回!何百回!届かなくてももう一回≫≪ボクらは翔べるから≫といった歌詞からも分かる通り、前向きさに溢れたポジティブな楽曲で、メロディーやサウンドも全体的に爽やか。≪YEAH!≫という合いの手的コーラスも入るなど、アイドル然とした煌びやかな楽曲だといえるだろう。
そんなこの曲の中で注目すべきは、それぞれの歌唱力の高さ。Aメロの第一声から、R&B的な要素すら感じる本格的な歌唱を聴かせる。そしてその後も、平均して高いレベルの歌唱を聴かせるのだ。是非そんな歌唱力の高さにも注目しながら聴いてもらいたい一曲。
・6月28日発売!FunxFam 11th シングル 『ASTERISM ~夢見る星座たち~』
2020年6月28日にリリース予定のシングル「ASTERISM ~夢見る星座たち~」。メジャーデビューシングルも間違いなくキラキラした楽曲だったが、こちらも負けず劣らずキラキラしている。
メロディーがキラキラしているというのは勿論のこと、こちらは単純にサウンドがキラキラしている。四方八方に煌びやかな音が散りばめられているので、聴いていて楽しい。そんな明るく楽しくキラキラした楽曲に合わせて、歌声も笑顔に包まれている雰囲気だ。それがまたこの曲のキラキラ感をアップさせている。
またMVにおいて、表情の作り方等、パフォーマンスの表現力が高くなっているところもポイント。歌声の表現力に加えてパフォーマンスの表現力までも高くなっているので、鬼に金棒だ。
・Fun×Fam10thシングル『桜の咲くころ、この場所で。』
Fun×Fam 10枚目のシングルとして2019年4月にリリースされた1曲。
地元・和歌山城の桜をイメージした楽曲で、「いつかまた、この桜の咲く季節になったら会おうね」という内容になっている。
そんな楽曲なので、明るく華やかな楽曲というよりは、どこか切なさを感じるサウンドと歌声で構成されており、彼女たちの違った魅力に気付かされる。特に声の出し方や伸びが、明るい楽曲とは違う形になっている点に注目したい。比較的に抑えたトーンで歌うパートでは、切ない表情まで見えてきそうなほどだ。
そんな彼女たちの、一人のシンガーとしてのレベルアップ・パワーアップが感じられる1曲。
Fun×Famはメンバーそれぞれ歌唱力が高く、それでいてパフォーマンス力も表現力も優れた、平均的にレベルが高いアイドルグループだ。そして単純に、楽曲が良い。誰もが好きになるグッドメロディーや質の高いサウンド、そのすべてが彼女たちの魅力を十二分に引き出している。
和歌山のご当地アイドルでありながら全国区の存在でもある、そんな存在になれる可能性も十分持ったグループだということは間違いない。
【Twitter】https://twitter.com/funxfamofficial?s=20
【ブログ】https://ameblo.jp/funxfam/