古墳シスターズ 100%の熱量で鳴らす平成最後の青春パンク

香川発、“平成最後の青春パンクバンド”を自負するパンクバンド、古墳シスターズ。

結成は2013年。2019年10月よりVo./Gt.「松山航」、Gt./Cho.「松本陸弥」、Ba./Cho.「小幡隆志」、Dr.「ラース（川村直生）」という4名体制で活動中。

銀杏BOYZらの青春パンクが好きなメンバー・青春パンクにルーツを持つメンバーが集まっており、「青春パンクを新しい形で復活させたい」という思いを持つ。ゆえに爆発力の高いバンドサウンドを聴かせ、「演奏は二の次くらいな感覚」だというほどに動きの多いライブパフォーマンスを見せるのが大きな特徴。また、「実体験というよりも、ライブハウスの帰り道にその人の足元を明るく照らせるような歌詞を書きたい」「何かに寄り添えるような歌詞を書いている」というように、歌詞にも力を入れている。

デビュー前からガガガSPのツアー対バンに参加したり、四星球のドラマー・モリス氏から「古墳シスターズを嫌いな人間はいないと断言します」とコメントをもらったりするなど、同業者からの評価も高い彼ら。実際、四星球が主催するレーベル“みっちゃん”に所属し、2020年4月1日にはその“みっちゃん”から全国流通盤1stフルアルバム「スチューデント」をリリースした。

そんなアルバムを引っ提げ、早耳リスナー・コアな音楽リスナーからより多くの層へとその熱い音を届けている最中の、要注目バンドだ。

・【PV】古墳シスターズ「ベイビーベイビーベイビー」

1stフルアルバム「スチューデント」に収録されている楽曲「ベイビーベイビーベイビー」。

タイトルからしてGOING STEADY/銀杏BOYZの名曲「BABY BABY」を思わせるなど、新しい青春パンクの匂いが強いこの曲。サウンド自体も「これぞ青春パンク！」といった質感の楽曲となっている。

イントロレスで一気にもっていく歌や、一斉にジャーンと鳴らされる楽器の音、そして叫ぶように歌うその歌声など、どこをとっても青春パンク。20代後半から30代の人であれば、その冒頭の音やそのあとに続くバンドサウンドやギターフレーズを聴いているだけで、一気に10年くらい感覚が若返っていくだろう。みんなで歌うコーラスパートも、圧倒的な青春力を放つ。

熱量100%の純真なパンクロックがここにはある。

・【PV】古墳シスターズ「エンドロール」（『ピエロック』公式テーマソング）

1人のイベンターにより全国各地で企画・開催されているイベント「ピエロック」の公式テーマソングとなっている楽曲。この楽曲も1stフルアルバム「スチューデント」収録の1曲だ。

エンドロールという楽曲は、青春パンクの匂いは当然するものの、メロディーのやさしさ、牧歌的なムードが印象的な楽曲だ。アコースティックで弾き語れば、思わず涙が流れてきてしまいそうだと思うほどに綺麗なメロディーで、それが「ベイビーベイビーベイビー」とはまた少し違った角度の青春感に繋がっている。

ここにあるのはたとえば文化祭や体育祭のような、刹那的なきらめきを思わせる青春感。笑いながら泣いてしまうような青春感。そんな雰囲気が好きな人は間違いなくハマってしまうだろう。

・【PV】古墳シスターズ「スチューデント」

1stフルアルバムの表題曲となっている楽曲。そんなタイトルやアルバムの最後に収録されているという点から、この楽曲が彼らにとってすごく大切な1曲だということが窺い知れる。

サウンド的には、最初から最後まで終始メロディックでシンガロングな1曲だといえる。耳なじみの良さが抜群のメロディーで、日本人ならばきっと好きになるであろうグッドメロディーが続く。それらを彼ら特有の青春パンクサウンドで鳴らすこの曲は、歌物好きからパンクロック好きまで幅広い層をとりこにする力を持っているといえるだろう。

また、この楽曲は余韻も抜群。歌も演奏も熱量が高いので、聴き終わった後の静けさが妙に切なく感じられる。そしてアルバムでもこの曲でも、もう一度聞きたくなってしまうのだ。

きっと多くの人の青春と共鳴するであろうバンド、古墳シスターズ。久しくライブハウスに行っていないという人も、彼らの音楽を聴いてまたライブハウスに行ってみようかなという気分になった人は多いのではないだろうか。

情勢的に、予定されていたリリースツアーは回れなくなってしまったという彼らだが、またその音を直接聞くことが出来る機会は訪れるはずだ。その際には是非足を運んで、直接彼らのサウンド・熱量に触れていただきたい。

【HP】https://artist.aremond.net/kohun/

【Twitter】https://twitter.com/kohun_sisters?s=20

【リリース情報】

2020/04/01 RELEASE

1st FULL ALBUM 「スチューデント」

みっちゃん ¥ 2,300