繊細な詞世界と研ぎ澄まされたサウンドで魅せるシンガーソングライター、Sori Sawada。

2012年ごろからインターネット上で作品投稿を始めた彼は、2016年から現在の名義でシンガーソングライターとしての活動をスタートした。
YouTube上で多数の楽曲を公開し、アルバム「フラワーガール」「真水」、ミニアルバム「昼日中」とコンスタントに作品発表を行うなど、精力的な活動を展開。ライブシーンでも着実に存在感を高めながら、インターネット音楽シーン発の次世代のアーティストとして注目を集めている。
また、作曲家としても楽曲提供や編曲などで他アーティストの作品に数多く携わったり、NetflixプロモーションのBGMやジングルを手がけたりと活躍。さらに活動の幅を広げてきた。
2020年9月には3枚目のアルバムのリリースも予定して制作を進めるなど、アーティストとしてますます前進を続ける存在だ。




・彼女 / Sori Sawada (Official Music Video) 




2019年12月に公開された楽曲「彼女」は、ストーリー性豊かで切ない詞世界が魅力として語られてきたSori Sawadaの音楽性や表現スタイルを、ストレートに体現したナンバーだ。 

この曲では「彼女」の視点から別れの物語が描かれていて、「別にあなたじゃなくてよかった」というワードを軸に揺れ動く感情が赤裸々に綴られている。
サウンドには自身のルーツであるJ-POPの色が独自の昇華を遂げて反映されていて、キャッチーなメロディが音と言葉とを有機的に結びつけているのが印象的だ。
Sori Sawadaというアーティストの世界観を示す象徴的な一曲として、まず聴いてみてほしい。




・望春 / whoo&Sori Sawada (Official Music Video) 




2020年2月に公開された「望春」は、以前より親交のあるクリエイターwhooとの共作となっている。 

作詞作曲をSori Sawada 自身が、アレンジをwhooが手がけたこの曲では、壮大に広がるサウンドの中で過ぎ去ったひとつの愛のストーリーが繊細に描かれる。「君のいない春」がもうすぐ来ることを噛みしめる切ない曲であるはずなのに、美しい記憶の中に沈みこむような温かさが感じられるのがどこか不思議だ。
幸福で鮮やかな日常を切り取ったようなMVもwhooが手がけ、楽曲のノスタルジーを際立たせる女性コーラスには歌い手のたてべ なおが、MVの中で「君」を演じるキャストには女優の溝畑幸希が参加。さまざまなクリエイターが集結してひとつの物語を描き上げた作品として注目してほしい。




・魚と猫

 

2020年9月には最新作となるアルバムのリリースを予定しているというSori Sawada。そのリード曲になるという「魚と猫」のレビューも併せて紹介していこう。
歌詞のテーマになっているのは、やはりひとつの「別れ」の物語。そこで描かれているのは「君」との決別のように見えて、その中にはまだ捨てきれない愛情が溢れている。喪失感に心を引き裂かれるような苦しさがありながらも、繊細かつ美麗なメロディが合わさることで、優しさも併せ持ちながらひとつひとつの言葉が沁み込んでくる。
彼のアーティストとしての世界観を、さらに研ぎ澄ませた一曲として注目だ。



Sori Sawadaの描く詞世界は、圧倒的なストーリー性をもって聴き手の中に情景と体温を生み出してくれる。 

既にインターネット上を中心に大きな支持を集めている彼が、これからますます注目度を高めていくのは間違いないだろう。今後の活動の展開は、SNSなどからチェックしていこう。




【公式HP】https://sorisawada.wixsite.com/fille


【Twitter】https://twitter.com/risoumusic


【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCryN5t_RkwYs9RpojvICnfA