「女性ハードロックプロジェクト」というコンセプトのもと、キーボードやパーカッション、サックスなども含む大所帯で活動している「朱雀 -SUZAKU-」。
2008年の結成以降、ハードロックファンを中心に話題を集めてきた彼女たちは、アメリカツアーを成功させたり、横田米軍基地の友好祭に何度も出演するなど、海外からも高い評価を受けながら注目されてきた。
2016年には初のクラウドファンディングを成功させ、7年ぶりとなるCDアルバム「翔破」を完成させて自身初の全国流通を果たすなど、ここ最近でさらにその活動は活発になっている。
そんな朱雀 -SUZAKU- の音楽性の特徴は、骨太のヘヴィサウンドと、それに乗せて描かれるパンチの効いた歌の世界観だ。ここからは、実際に彼女たちの楽曲に触れてその魅力を知っていってほしい。
●2nd Album 翔破 Sho-ha Trailer
まず紹介したいのは、2016年にリリースされた朱雀 -SUZAKU- の最新アルバム「翔破」だ。
全8曲が収録されたこのアルバムは、彼女たちにとって初めての全国リリースということもあり、大きな注目を集めた。
明るく疾走感のあるオープニングナンバー「Welcome to the show」、ダークでゴシックな世界観が魅力の「Apatheia」、ベースのスラップと情熱的なサックスが印象的な「No Justice No Evil」、ジャズの要素も感じさせる大人なミドルナンバー「嘘吐きの戀泪」、エスニックな魅力あふれる「蜃気楼」など、どの曲もそれぞれ違った表情を見せるこのアルバム。
ハードロックをベースに多彩なジャンルのエッセンスを加え、朱雀 -SUZAKU- の魅力を様々な側面から切り出した、バリエーション豊かな名盤だ。
これから朱雀 -SUZAKU- の音楽に触れていく方にまず聴いてほしい一作となっている。
●朱雀-SUZAKU- LIVE VIDEO-Digest Version-
CD音源だけでなく、ハードロック魂を全開にした熱いライブも朱雀 -SUZAKU- の魅力のひとつだ。
このライブビデオでは、そんな彼女たちの生演奏のパワーを垣間見ることができる。
ライブ映像を見てまず目を引くのが、リーダーでもあるGt.Vo.SATORUのギターテクニックだろう。確かな演奏力と抜群のセンスで吠える彼女のレスポールは、本物のロック魂を感じさせてくれる。
他のメンバーの演奏もパワフルかつダイナミックで、女性だからこその繊細さと、男性顔負けの力強さが爆発したライブパフォーマンスだ。彼女たちが生粋のライブバンドだということを感じていただけるのではないだろうか。
10年に渡って活動してきた確かなパフォーマンス力と、昔ながらの古き良きハードロックの魅力が詰まった楽曲で、確固たる世界観を構築している朱雀 -SUZAKU- 。
その存在は、これからも国内ハードロックシーンで重要なポジションを占めていくことだろう。ファンに支えられながら着実に活動を続ける彼女たちに、ますます注目だ。
【Twitter】https://twitter.com/suzakurocks
【リリース情報】
2ndアルバム「翔破」
¥3,000(税込み)
1. Welcome to the show
2. Dream Maker
3. Apatheia
4. No Justice No Evil
5. SABATO
6. 嘘吐きの戀泪
7. 蜃気楼
8. Get Wing
Disk Union http://diskunion.net/jp/ct/list/0/80759548