大阪発のバーニングエモーショナルファイヤーロックバンド、「それでも尚、未来に媚びる」。
メンバーはVo.「がーこ」、Gt.「ろく」、Gt.「松本 翔」、Ba.「井地 良太」、Dr.「344」という5人組編成。
2012年に結成されると、以降“バーニングエモーショナルファイヤーロックバンド”という謳い文句に恥じない高い熱量で、感情を爆発させたような歌声とサウンドを鳴らし続けている。ライブではさらにその熱量が高くなり、「最も無名で最強のライブバンド」と謳われている。事実そんなライブに魅せられるファンも多く、2019年8月4日に大阪は梅田Shangri-Laにて行われた“それでも尚、未来に媚びる ONE MAN GIG「幻色シンパシー」”では、Shangri-La史上最高動員を記録した。
1曲1曲の曲作りにかなりの時間を要し、時には1か月程度かかることもあるという。そうして生まれる楽曲は、バンドサウンドは攻撃的でありながら、メロディーにはどこか歌謡曲のようなノスタルジックさを覚えるという独自性の高いもの。熱量の高い演奏に溺れたい人からメロディーに引き付けられたい人、そしてもちろん感情的な歌声に飲み込まれたい人にまで、広くおすすめできるバンドだ。
・それでも尚、未来に媚びる『ハッピーエンド』MV
2020年4月3日にMV公開されたばかりの楽曲「ハッピーエンド」。
この楽曲には、印象的なギターリフがある。どこか和の要素や、あるいはゴシック的な要素を感じるような音運びをするダークな雰囲気のギターリフで、まずそこに一気に耳を奪われる。そしてそんなギターリフの直後飛び込んでくるのは、叫ぶようなボーカルと、ノスタルジーを覚えるような歌のメロディー。曲が始まってまだ40秒程度。この時点で、このバンドがいかに個性的で、ほかに例を見ないバンドなのかがわかるだろう。
特筆すべきはそれだけいろいろな要素があるのに、どれもしっかりと混ざり合っていて違和感なく聴けること。だから強い個性を感じるサウンドも、まったく嫌な感じがない。このバンドの良さがすごく伝わる1曲だ。
・それでも尚、未来に媚びる『まれびと』MV
2018年11月14日にリリースされた2ndシングル「セミヌード」に収録されている1曲。
歌声や演奏に込められた感情の強さに魂が震わされるこの楽曲で歌われているのは≪大人しくなった遊具が消えた公園の ベンチで一人黄昏 「大人になったな」 ≫≪どんどんと溜まっていくものは要らないポイントカードと焦りと苛立ちだった≫という言葉たち。
その言葉たちは、聴くもの一人一人が、まるで自分の胸につかえる気持ちを歌っているかのように感じるであろうリアルな言葉たちだ。それを溢れる感情で歌われているのだから、魂が震えないはずもない。
・それでも尚、未来に媚びる『也子』MV
2018年4月4日にリリースされた1stシングル「スーサイド」の2曲目に収録されているのがこの「也子」だ。
也子は、ゆったりとしたテンポで演奏される1曲。いわゆるサビといえるパートまでは、サウンドも抑えめだといえるだろう。しかしそこに熱量の高さや、ゆったりと響く各楽器、そしてもちろん歌声にはしっかりと感情が感じられる。実にエモーショナルに響く。荒々しく鳴らすだけが感情表現ではないと教えてもらえる1曲だ。
≪あなたのせいで毎日笑えるよ 期待も生活もそれなりで≫というややシニカルな表現でありながらも、それゆえに強い想いを感じる言葉たちも胸を刺す。
今はフルアルバムを制作中だという彼ら。まだリリース日は未定だが、いずれ新しい作品を届けてくれることだろう。
一つ一つの言葉が丁寧に綴られ、そしてそこに圧倒的なリアルがあり、強い感情が乗る。そんな彼らの音楽と共鳴して、魂が震える人はたくさんいるだろう。感情の行き場がSNSなどにしかない人も多い昨今、ぜひ多くの人に、彼らの音楽に触れてもらいたい。
【ライブ情報】
・2020.07.24 大阪・心斎橋 BEYOND ※チケット完売
・2020.07.27 大阪・寺田町 Fireloop ※チケット完売
・2020.08.25 大阪・梅田 Zeela ※チケット完売
・2020.09.12 石川・金沢 vanvanV4 ※チケット完売
・2020.10.24 大阪・梅田 Zeela それでも尚、未来に媚びる主催
「オーバーイグニッションフェスティバル2020」
・2020.11.22 大阪・梅田 Zeela それでも尚、未来に媚びる主催
「オーバーイグニッションフェスティバル2020」2日目
※後日解禁あり、詳細は公式サイトにて
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