疾走感や浮遊感など聴き手のさまざまな感覚を呼び起こしながら、淡く透明なサウンドと独特の詞世界で世界観を見せるコンポーザー、末代雨季。。 

2018年6月に楽曲「各駅停車」を投稿して活動を開始した末代雨季。は、ボーカロイドを用いたボカロ曲やエフェクトボイスによる独特の歌唱を取り入れたオリジナル曲をコンスタントに公開。特に2020年に入ってからは活動のペースを一気に加速させ、インターネット音楽シーンにおいて着実に支持を広げている。

子どもの頃からピアノやギターなど楽器に触れて育ち、以前からSoundCloudなどに自作曲をアップしていたという末代雨季。。本格的にアーティストとして活動を展開し始めた彼の楽曲を紹介していこう。




・ライハーズノット / 初音ミク 




2019年7月に公開された「ライハーズノット」。YouTubeでは6万再生を突破し、末代雨季。の代表曲のひとつになっているこの曲は、シンプルなミディアムサウンドから一転して、中盤から一気に駆け抜けるようなギターロックが響くナンバーだ。 

鮮やかな情景描写からはジリジリと焼けるような夏の空気が漂ってきて、その中で描かれるストーリーからはどうしようもなく胸が焦がれるノスタルジーを感じられる。自身も「夏曲」として作ったと語っていて、「夏」という特別な季節の中にある焦燥や切なさが真っすぐに伝わってくる。

ドラマチックでエモーショナルで、爽快でありながらも儚い名曲だ。




・アヤカシの唄 /初音ミクMV 




2020年7月に公開されたばかりの新曲「アヤカシの唄」は、グルーヴィーなアンサンブルと変則的なメロディで聴かせるキラーチューンだ。どこか影のある世界観の中にも確かなキャッチーさがあって、高い中毒性を感じさせてくれる。 

日常の中にある情景を、独特の感性で詩的な表現と結びつけて見せるのが末代雨季。の持ち味のひとつ。この曲でもそんな個性が発揮されていて、遊び心を見せてくれるのが印象的だ。

よりトリッキーに魅せる末代雨季。の新境地に注目して聴いてほしい。



ポップさの中にもフックのある世界観を描き、ボカロシーンの中で確かな個性を見せてきた末代雨季。。今後も「作曲者でありたい」という気持ちを持っているそうで、また海外アーティストとのコラボなど、チャレンジしてみたい活動も考えているという。 

末代雨季。が今後のシーンにおいてどのような立ち位置を築き、これからどんなストーリーを聴かせてくれるのかますます期待が高まる。ぜひYouTubeチャンネル登録やTwitterフォローをして、末代雨季。の新曲や今後の活動をチェックしていこう。




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