2019年、ネットに誕生した電脳世界シンガー、Sifar(シファル)。出身地は電子の海の西の方。
普段の性格はのんびり屋さんながら、ライブになると一転してクール&アグレッシブになるというそのギャップが魅力。また、中低音に推進力がある、キレの良いロックな歌声も魅力の一つだ。
活動開始以降、歌ってみた動画でその歌声を聞かせてきた彼女だったが、この2020年7月20日には待望のオリジナル楽曲「閃光ファンファーレ」をMVとともに公開。公開から2カ月程度で10万回再生以上を記録するなど、高い注目を集めた。
今後のさらなるオリジナル楽曲の公開も待たれる、期待のヴァーチャルシンガーだ。
・Sifar(シファル)『閃光ファンファーレ』 Music Video 【オリジナル楽曲】
自身初となるオリジナル楽曲。作詞・作曲には大人気アニメ「鬼滅の刃」のオープニング曲「紅蓮華」をはじめ、数々のアーティストやアニメ作品に楽曲提供を行っている、草野華余子が担当。「前向きな歌詞や、アニメOPを彷彿とさせる高揚感あるメロディーが聴きどころです」という1曲だ。
サウンド的にはきらびやかな電子音と豊潤な歪みを伴うバンドサウンドが絡み合う、疾走感溢れるロックナンバーに仕上がっており、Sifarのキレのある歌声と相性は抜群。サウンドの勢いや歌声の強さに一気に引っ張られて、テンションが上がること間違いなし。
♦︎草野華余子
・紅蓮華 歌ってみた by Sifar(シファル)
1stオリジナル曲「閃光ファンファーレ」の作詞作曲を手掛けた草野華余子が作曲を手掛けた楽曲「紅蓮華」。
数多くの人に歌われている人気の楽曲だが、この楽曲は決して簡単な楽曲ではない。歌声に伸びやかさが必要で、高音のキレも必要。それでいて低いトーンで歌わないといけないところもあれば、リズム感を要する、言葉を詰め込むところもある。
そんなこの楽曲でSifarは、キレも伸びやかさも、高音の綺麗さも低音の力強さも、そしてリズム感においても質の高い歌唱を聞かせる。特にAメロの低音パートの歌声のクールさは、人を引き付けるものがあるといえるだろう。サビの高音パートに注目しがちな楽曲だが、ぜひAメロ部分にも注目して聴いていただきたい。
・命に嫌われている。 歌ってみた by Sifar(シファル)
カンザキイオリが制作した楽曲「命に嫌われている。」の歌ってみた動画。
諦念感、そしてその先に泥臭い生が香るこの楽曲においてSifarは、そんな原曲の匂いを忠実に表現。初音ミクの無機質さが逆に諦念感を強く香らせる原曲にも負けず劣らず、感情の強い歌声を披露している。サビパートの感情が爆発するような雰囲気や、そこに向かっていく際の諦念感は見事で、歌詞に込められた想い・世界観がより強く伝わってくるだろう。
またこの楽曲はサビ以外のパートは比較的に低めの音で彩られている。それゆえ、彼女の中低音の魅力をしっかりと感じることができる。改めてその歌声のカッコよさに気が付く1曲だ。
今後は、「フルアルバムの作成を目指して、オリジナル楽曲をどんどん作っていきたいと思っています」という彼女。歌ってみたでも高い魅力が感じられる彼女の歌声だが、オリジナル楽曲ではそれがより生きるということは間違いない。
そんな彼女の魅力が詰まったフルアルバムや次のオリジナル楽曲を楽しみに待ちながら、これからの活動を追いかけていこう。
【HP】
https://appearance.site/Sifar.html
【YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCrQzlLd-Aew7aS71R8b3VPQ
【Twitter】
https://twitter.com/sifar_vtuber