ラウドミュージックをベースにトラップやフューチャーベースなど多彩なジャンルの要素を飲み込み、強烈なインパクトを持ったサウンドとリリックでメッセージを突きつけるロックバンド、Naked Identity Created by King。

2014年に現体制の前身となるバンドを結成。2019年9月にバンド名を現在の名義へと改名。直訳すると「王によって作られた裸の自我」となるこの名前には「大衆を率いて言葉を音楽に乗せ、ありのままを表現する」という意志が込められているという。
これまでにセルフタイトルのミニアルバム「Naked Identity Created by King」やシングル「Enemy」といった作品をリリースし、都内を中心に精力的なライブ活動も展開。
2020年12月26日には最新作となるシングル「Seed」を発表するなど、ますますバンドとしての勢いを増しながら前進を続けている。

略称は「N.I.C.K」。今後のシーンの中で、さらなる躍進が期待される要注目バンドだ。




・Seed



 

最新シングルとして発表された「Seed」は、これまでのリードナンバーと比べてもよりダークに、より壮大に聴かせる一曲だ。
中心となっているテーマは「宇宙の神秘」。広大な宇宙の中で小さな存在として意味のない連鎖をくり広げる人間や、その中の一人である自身への苦悩を表現したメッセージソングだという。

ラウドロック、ハードコアを軸にスケールの大きなサウンドを展開し、詞世界と併せて広がりのある世界観を描いているのが最大の特徴。Naked Identity Created by Kingの新境地を見せるナンバーとして聴いてほしい。



・Enemy 




バンドとして独自の表現を模索する中で生まれた楽曲だという「Enemy」は、DOPEなリズムの中で鋭くシニカルなメッセージを奏でるキラーチューン。
そのリリックの中には情報社会への痛烈な皮肉やそれに踊らされる人々への警鐘が込められていて、誰もが「敵(Enemy)」を探して世の中に踊らされているような現代への疑問を投げかけてくる。

そんなテーマを鮮やかに表現したMVの映像世界も注目ポイント。楽曲の持つインパクトによりはっきりとした輪郭を与える作品として必見だ。



・Border

 



どこかノスタルジーを感じさせるメロディ展開と重厚なアンサンブルで魅せる「Border」は、「人と人との距離」について綴った一曲だという。
自分と他者は違う。そこには隔たり(Border)がある。だからこそ他者と認め合う。
そんな意味が込められたストーリーが、静と動を巧みに使い分けた楽曲展開と一体になってエモーショナルに響いてくるナンバーだ。

切なくもポジティブな意味を含んだ楽曲として注目してほしい。




コロナ禍でライブ活動が制限される中でも、作品制作などのかたちでバンドとしての歩みを進めてきたというNaked Identity Created by King。
2020年は誰もが大きな変化を強いられる「変革の年」と捉えているそうで、自身の思想を吐き出す場として、ライブの重要性もあらためて体感しているそうだ。
今後も一歩一歩確実にバンドとして活動していきたいと語る彼ら。まずは、コロナ禍で叶わなかった前作「Enemy」のツアーを行ってリスナーに直に音楽を届けていくのが目標にあるという。

最新作のリリースやライブ活動など、Naked Identity Created by Kingの今後の展開から目が離せない。



【公式HP】

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【リリース情報】 
Naked Identity Created by King
Single 「Seed」

2020.12.26 (土) 配信開始




【配信情報】
https://www.tunecore.co.jp/artists/nick