天才美少女mix師、紡音れい。
自身での歌ってみた動画のmixはもちろんのこと、他の人の楽曲のmixも請け負う。
約150人が参加するVtuber魂オーディションにて1位を獲得し、2019年5月19日よりZERO Projectにて活動開始。オリジナル楽曲のリリースやDJにも挑戦し、幅広く音楽活動を行っている。最近では、SPINNS×VIRTUAL『ロンT』フェスアンバサダーや、すし酒場フジヤマの看板娘など、企業とのコラボも展開中。生きがいはTwitter。
現在オリジナル楽曲もどんどん出来上がってきており、これからの発表に期待が高まっている。
・【MV】Flash Back City feat. 紡音れい / BOOGEY VOXX
キョンシーの「Ci」とフランケンの「Fra」によるバーチャルユニットBOOGEY VOXXにfeat.として迎えられた1曲。
シティポップ的なお洒落なメロディーラインを、現代的なダンスサウンドで鳴らす。それが夜の街を闊歩するかのような独特の雰囲気・トリップ感を生み出している楽曲「Flash Back City」。やや気だるげに歌われる紡音れいの歌唱とそんな楽曲の雰囲気の親和性は高く、楽曲の魅力をさらに引き出しているといえるだろう。
抜群のリズムで飛んでくるFraのラップと、パワフルなCiの歌声といった存在感抜群の2声とも相性は抜群。彼女の歌声の協調性の高さが分かるだろう。
・【VitrtuaREAL.01収録曲】DANCE is the answer / 紡音れい Short ver.
バーチャルとリアルを繋ぐ、VTuberオリジナル楽曲アルバム「VitrtuaREAL」。そんなシリーズの第二弾「VitrtuaREAL.01」に収録されているのがこの楽曲「DANCE is the answer」。
この楽曲は浮遊感漂うサウンドの中で、四方八方から電子音が飛び交う1曲だ。ノリの良さも抜群で、一言でいえばサウンドの存在感が非常に強い楽曲だといえるだろう。
そんな1曲の中で歌われる紡音れいの歌声には、どこか芯の強さが感じられる。特有の気だるさは感じられながらも、音に負けない存在感で楽曲の真ん中を突き刺す。そこに、楽器としての歌声の魅力が感じられる。
・【cover】いのち/AZKi【紡音れい】
AZKiの8曲目のオリジナルソングとして発表された楽曲「いのち」のカバーバージョン。本家は、儚げで美しい歌声で歌われる1曲だ。
そんな楽曲に対して紡音れいは、より力強さを感じるような歌唱でアプローチ。本家のような儚さや切なさも内包しながら、よりふくよかで芯のある歌声でメロディーを奏でる。感情もたっぷりと乗せられたその歌声は、楽曲の持つ表情を深くから引き出すことに成功しているといえるだろう。特にサビでの高音はぐっと感情的で、胸に迫るものがある。
・【cover】7 /アメノセイ【紡音れい】
バーチャルYouTuberアメノセイの楽曲「7」のカバーバージョン。
7は、ハードでディープなサウンド感やメロディーラインに、黒い匂いが漂う1曲。決してテンポが早い曲ではないがダンサブルで、歌うにはリズム感やグルーヴ感に対しての感覚の良さが要求される。歌声にも、クールな雰囲気を壊さないかっこよさが求められるだろう。
しかし紡音れいのどこか気だるげでかっこよい歌声はそんな楽曲に完璧にマッチ。リズム感も抜群で、楽曲の心地よいグルーヴ感を壊すことがない。楽曲の魅力をしっかりと引き出せている、グッドカバーだ。
今後は、アルバムを制作したり、ワンマンライブを行ったりと、アーティスト活動に精力的に取り組んでいきたいと話す彼女。
まずはどんどん出来上がってきているというオリジナル楽曲の発表を楽しみに待っておこう。
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イラスト:ケイゴイノウエ/KEIGO INOUE