埼玉県は蕨市出身のシンガーソングライター/作曲家、小林未季。

2013年、本格的にシンガーソングライターとしての活動を開始。

そして2018年には川崎僚監督の短編映画『彼女のひまわり』の劇伴を。舞台『星の王子さま/サン・テグジュペリ』(脚本 萩谷至史)で劇伴・主題歌を。さらに川崎僚監督長編映画『wasted eggs』でも劇伴・主題歌を担当。以降、「さいたま国際芸術祭2020 SACP(Sightama Art Center Project)」に参加したり、「幻冬舎webメディア『あたらしい経済』podcast」のOP曲を制作したり、朗読劇の劇中作家をしたりと、広く音楽を提供中。劇伴作家として意識していることは、監督の意図をきちんと理解して形にしながら、自分らしさも織り交ぜること。

現在は劇伴作家としての活動も、シンガーソングライターとしての活動も、どちらにも力を入れて活動したいと考えており、DTMも使っている。今は、不安や混乱を感じている人も少なくない。そんな風に不安や混乱を感じている人たちに向けて、あまり多くを語らず、そっと側に居るような音楽を作っているというのが一つの特徴だ。「こういう時だからこそ、音楽は力になってくれるし、医者が体を治療してくれるように、音楽は心を癒してくれると思っています」。そんな思いで音を奏で続けている。

 



・[MV]『A New Normal』小林未季 Miki Kobayashi




「コロナ疲れを感じている人たちの心が穏やかになるお手伝いをしたい」との思いで制作された楽曲「A New Normal」。この楽曲はインスト楽曲となっているが、そこには「このコロナの状況において、どのような言葉で伝えればいいかわからなくなってインストにした。伝えたい思い通りの言葉で伝える自信がなかった」という経緯がある。

しかし時に音楽は言葉以上雄弁に語る。心にそっと寄り添うような、不安をそっと溶かしてくれるようなそれぞれの楽器の温かい音色。荒れた心を穏やかにしてくれるような心地よく美しいメロディー、ハーモニー。そんな音が重なり合って光を魅せるその先には、希望が感じられるのだ。

それが、きっと現在を生きる誰かの心を癒してくれるはずだ。

 



・[MV]スクリーン 小林未季




穏やかで優しく、そして美しい音色のピアノ。どこまで澄み渡るような抜群の透明度を誇る天使の歌声。そんな心を浄化するようなサウンドの上に綴られているのは≪こんな日は孤独が好きになる 街の声 耳を傾けても虚しかった≫≪弱さや迷いは君だけの強さに変わるよ≫と、寄り添いながらも力強く前を向かせてくれるような言葉たち。

そんな力強さと優しさのバランスが絶妙で、まるで心の処方箋のように届いてくる。うまくいかないことばかりの時、心が荒んでしまった時、きっとこの楽曲が心を救ってくれるだろう。

 



・[MV]セルディヴィジョン 小林未季




「セルディヴィジョン」とは「細胞分裂」の意。そこには「人間は生きている限り細胞分裂を繰り返し、成長し続けることができる」という意味が込められている。

そんなこの楽曲には、極めて高い安心感があるといえる。サウンドの穏やかさにも然り、歌声の抜群の透明度の中に光る芯の太さにも然り、サビの牧歌的でポップな≪ラララララ ラララ≫というメロディーラインにも然り、鳴らされている音の全てに温かみがある。それが安心感を与えているのだ。

楽曲全体で「大丈夫」と言ってもらえているような気がする。この楽曲はそんな楽曲だ。

 


「景色が見える楽曲を作りたい。景色を音に変換したい。見ている景色が一致するまで曲作りをする」。そんな風に楽曲を制作する彼女。そうして生まれた音楽は、きっと誰かの心を包みこんでくれる。

今後は、これまでの楽曲をリアレンジして「リアレンジ曲を集めてアルバムを出して、デジタル配信もしていきたい」というので、それも楽しみに待っておこう。

 



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