半人半データ、通称データ人間Vtuber、音沼ロノエ。


週3〜5ぐらいのペースで歌ってみたなどの音楽活動をメインに展開中。
歌以外にもゲーム配信や、ラップ等も発信。


ラップではVtuber版フリースタイルダンジョンのような企画『Vスタイルダンジョン』の第7回で完全制覇。

両親は、CGイラストレーターの岐兎こるた。




・【歌ってみた】ヒビカセ/ギガ【#ろのえのうた/Vtuber】



音沼さんが1番最初に歌ってみたとして投稿した動画。

「半人半データ、という自身のパーソナリティに合わせてこの楽曲を選んだ。この楽曲を歌うこと自体は、活動を始めた頃からすでに決めていた」という。


オートチューンでのエレクトロな雰囲気や、その中にある息遣いなど、細かな要素で“半人半データ”という印象を表現しているのがポイントだ。声の重ね方なども抜群で、聴いているとデジタルな世界と現実世界の間に誘われているような感覚になる。


クールな声の質感とサウンド感との相性も抜群で、楽曲の良さも、音沼ロノエというVtuberのカッコよさも、両方とも引き立てられている歌ってみただといえるだろう。



・【オリジナル】Never Surrender [prod.BKOJ!]【JPVtuber/#ろのえのうた】



歌ってみたの活動では歌唱するタイプの楽曲が多い彼。しかし、オリジナルではラップ楽曲も多く発表している。


「もともとはニコニコ等でボーカロイドや歌ってみたなどのコンテンツを楽しんでいたが、その中でニコラップなどのラップ分野にも触れていった。しだいにその魅力に取りつかれ、実際にサイファー等にも参加するなど、ラップにも活動の幅を広げた」という、そんなバックボーンも楽曲制作に影響を与えているのだ。


オリジナル2曲目であるこの楽曲『Never Surrender』でも、ポエトリーリーディングともいえるラップを聴かせている。


クールな響きでありながら感情的なその言葉たちは、真っ直ぐに心に届く。歌声の柔らかさとのギャップもあって、とかくエモーショナルに響くのだ。心が折れそうになった時、この楽曲の中でしっかりと立っている彼の言葉が、力をくれるはず。


・【歌ってみた】シャンティ(SHANTI)-Rap Arrange-/wotaku【#ろのえのうた/JPVtuber】



ラップアレンジで届ける楽曲『シャンティ』の歌ってみた動画。


「取り組む際には“この曲でやる意味のあるラップアレンジ”を意識し、リスペクトを持って取り組むことにしている。そのため、もちろんカバーする楽曲の世界観をしっかりと捉えられるまで聴き込み、原曲動画のコメント欄や考察など、自分以外の捉え方までしっかりと吸収し、その後に音ハメやリリックなどを構築していく」という。


そんな彼だけに、楽曲の世界観とばっちりリンクしているというのはもちろんのこと、ラップとしての質感が先の『Never Surrender』とは全く異なる点にも注目したい。よりポエトリーリーディング的だった前者に比べて、こちらはよりワイルドでダークで、荒々しいラップスタイルを聴かせているのだ。ラップの引き出しの多さも、彼の魅力の一つであることが分かるだろう。


ちなみに実はこの曲は、「1枚のファンアートを送ってもらったのがスタート」とのこと。


「そのファンアートには、シャンティを歌ってほしいというリクエストも込められており、そのイラストのクオリティの高さに『これを使ったら、絶対かっこいいのができる!』と確信して取り組み始めた」そうだ。


そのイラストは映像にも使用されているので、ぜひ映像も合わせてみていただきたい。




「今後も、精力的に音楽活動をしていきたい。特に今年はコラボや新しい分野の楽曲にも取り組んでいきたいと考えている」という彼。


また、「11月21日の周年や8月7日の誕生日にはなにかやりたい。去年は周年も誕生日もカバーだったので、今年はオリジナルの製作をしたい」というから、期待して待っておこう。


雑談配信などでは等身大で気軽な話などもしていたり、時にはお酒を飲む配信などもあったりするので、もし彼の音楽に興味を持った方は、そちらも覗いてみることをおすすめしたい。


きっとさらに彼のことを好きになるはずだ。