元ドラマストアVo.長谷川海とDr.松本和也を中心に、Key.鮎京春輝、Ba.藤井浩太から成る四人組バンド、fews。


『few=ほとんど〜ない』から転じて、多くのものを溢してきた自身らの、僅かな大切を守るためのポップス。それぞれが持つ挫折のバックグラウンドを巡り巡って"線"にするため、2023年4月に結成、始動。


「最初からしっかりしたものをお届けしていきたい」という思いから、ライブ活動は同年7月のUMEDA CLUB QUATTRO / Shibuya Spotify O-WEST でのワンマンからスタートする。



・【MV】fews / Sweet Home



2023年5月にリリースした1st Digital mini Album『re:cue』に収録されている楽曲『Sweet Home』。この楽曲には、“ピアノポップバンド”である彼らの魅力が詰まっているといえるだろう。


心まで跳ね上げられるような、抜群の跳ね感のある鍵盤とバンドサウンド。キャッチーで耳なじみの良さが抜群の美麗なメロディーラインと、透明感があって爽やかなボーカル。≪最低だって思う日だっていくつもあるけど 今日で上書きできるからOKです≫と歌う歌詞の世界観も、心を持ち上げてくれる。元気な雰囲気で楽し気なMVも含めて、どこをとっても心地よい、聴いているだけで気分が上がっていくような1曲なのだ。


気分が上がらない朝でも、この楽曲を聴いて一日をスタートさせれば、きっと心もカラッと晴れていくのではないだろうか。


・【MV】fews / 水槽



同じく1st Digital mini Album『re:cue』収録曲『水槽』。


跳ね感が抜群でポップさ全開だった先の『Sweet Home』から一転して、この楽曲『水槽』ではしっとりとしたサウンド感とメロディーラインを響かせ、また違った表情を見せる。そんな振り幅もまた、彼らの魅力の一つだろう。


この楽曲には、どこか切なくて物寂しい雰囲気がある。しかしそれはどんよりと沈みきるようなものではなく、≪このままうまくいかない日々が続いて なにひとつ変わらなくたって それでも“人生だ”って言えるかな≫と歌うその世界観には、まさに≪息を吸って 夜を泳いで≫いくような空気感があるのだ。


じんわりと心に、そして夜に沁みていくような、何度も聴きたくなる1曲。




「規模が大きなアーティストになった時にどんな景色が見えるのかみてみたいと思っているので、応援してほしい。メジャーデビューを目指して頑張っていきたい。ただ、ファンの方との距離感を近く感じてもらえるように意識しながら、今の時期は自分達で活動を進めていくことを大事にしていきたい」と話す彼ら。


琴線に触れるメロディーラインを生み出す抜群のポップセンスと高い演奏力・アレンジ力を持つ彼らのバンドとしてのクオリティーには、疑いの余地は全くない。この先を楽しみに追いかけていって、まず損はないバンドだろう。


【ライブ情報】


始動ワンマンライブ「cue」

7/26(水) 大阪 : UMEDA CLUB QUATTRO

7/31(月) 東京 : Shibuya Spotify O-WEST