世界征服を目論むサイボーグ、大量破壊兵器である、YUI F-022。 

ひょんなことから東京に出てきて、声優アーテイストとして活動することを夢見るようになった。そして2019年より、LIVE配信を中心に活動を展開。翌2020年9月には、バーチャルアイドル史上最大の祭り『Life Like a Live!(えるすりー)』に出演し、好評を博した。
ゲーム配信などで聴ける普段の話し声は比較的に柔らかい、ふわふわしたトーンである彼女。しかし歌になると、ぐっと輪郭を目立たせたかっこいい歌声や、空気を多分に孕んだ儚い歌声など、その表情を一変させたトーンを聞かせる。
そんな歌声への評価は高く、歌ってみたなどの音楽系の動画は自身のYouTubeチャンネル上でも人気の動画となっている。これまでにオリジナル楽曲も5曲展開。うち数曲は各種サブスクリプションサービスでも配信されているなど、本格的な音楽活動を行っている。




・YUI F-022 オリジナル曲【詐欺師】 




2019年11月に公開されたオリジナル楽曲。 

疾走感のあるロックナンバーで彩られた1曲で、そんなサウンドや詐欺師という強烈なタイトルに呼応するような、とにかくかっこいい歌声を聞かせる。特に≪1000万のチケットさ いままでの人生売ってこい≫と歌うサビの歌声には実に芯があり、パンチ力が高い。普段のふわふわ感は完全に排されており、そこでぐっと引き込まれる人も多いだろう。
≪ここにサインできた人だけが 新しい国では上級市民の権利がもてます≫≪今の自分、イヤでしょ?社会、親のせいだろ?≫といった、今の時代を生きる人の心情にマッチしたような歌詞もエッジが効いている。きっとこんな言葉や、こうした言葉を投げかけられた登場人物の言葉に心を動かされる人も多いはずだ。




・YUI F-022 オリジナル曲【そんな歌】 




先の『詐欺師』がかっこいい歌声で描かれている1曲であるのに対し、この楽曲『そんな歌』では、息多めの空気感たっぷりの歌声を聞かせている。それはどちらかといえば普段の話し声に近いが、話し声よりは多分に儚い。そんな歌声が、≪自分なんかねー 外になんかでねー 毎日くだらねー≫と、すべての物事に対してどうでもよくなったような思いを歌う歌詞の世界観とリンクする。 

サウンドはポストロックやカッティングエッジなギターロックを掛け合わせたような、鋭いロックサウンド。そんな攻撃的なサウンドの中を舞う儚い歌声とのギャップが面白い1曲だ。



日々の嫌なことや暗い気持ちを、彼女の歌で消化してもらえるという人も多いのではないだろうか。バーチャルな場所でリアルなストレスを消化できるというのはきっと、現代を生きるものの特権だ。是非彼女の音楽で自身の日々を彩っていっていただきたい。 

10月17日には配信ライブが予定されているので、そちらにも要注目だ。




【YouTube】 

https://www.youtube.com/channel/UCzUABR_xTLeoOXhuMChV5Sg


【Twitter】

https://twitter.com/F022Yui?s=20


【ライブ情報】
2020/10/17
ヴァーチャルな団地に、集まりませんか?

ユイF-022 渾身の?!オンラインライブ


OPEN 19:30
START 20:00
入場料 1,500円

https://t.livepocket.jp/e/q7fdm