良い音楽とは一体何か?『楽曲第一主義』をモットー掲げ、様々なアプローチから音楽の在り方を追求し続けているバンド・アノアタリ。

条生彩乃(Vo)、西川ノブユキ(Gt)、齊藤晃久(Dr)、菊池亮太(Key)の4名で活動する変幻自在のJ-POPバンドである。
2016年4月より活動開始し。始動とともに、自身初のMV作品を公開する。
6月には大型フェスへの出演をかけた“RO69JACK2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVAL”の入賞選考まで進出し、結成2ヶ月とは思えないスピードで音楽活動を広げていった。
10月には、おいしくるメロンパンをはじめとしたゲストアクトを迎え、初となる自主企画を開催。このイベントは以降も継続的に行なわれ、様々なゲストアクトを迎え大成功を収めてゆく。
そして2017年4月にリリースした2曲入りシングル『アノアタリ2』をリリースしたところ、タワーレコードでは2ヶ月以上の間、週間TOP3を獲得し続け、リリース後5ヶ月となる9月には週間ランキングでは連続1位を獲得するといった好セールスを記録。
注目をかっさらった2017年を引き継いだまま、2018年は、5月に下北沢最大規模のサーキットイベント“下北沢サウンドクルージング2018”へ出演、MV作品の公開にライブ出演など、精力的に活動を行ってきた。
そして今年2月にはファースト・フルアルバム『多彩ノ進化論』のリリースが決定し、今勢いに乗るアノアタリ。
全員が作曲できるため、個性溢れる楽曲は一見テイストがバラバラに思えるが、条生のボーカルが合わさることで統一感が生まれ、アノアタリならではのアート作品として確立される。
そんなアノアタリの良い音楽、そして彼らが見出す音楽という芸術作品について迫りたいと思う。

●アノアタリ『ユリーカ』Music Video


2月にリリースされる『多彩ノ進化論』のオープニングナンバー「ユリーカ」。

ギターの西川が作曲を担当し、メンバー全員が抱く前向きな姿勢を楽曲で再現したという。
今まではあえてぼんやりとした表現を使用することが多かったアノアタリが、これほどストレートかつわかりやすいメッセージを込めた歌詞を表現することは珍しく、この楽曲が初めてなのだそうだ。
爽やかなビートを刻むドラミングと、ロックサウンドを奏でるギターリフ、デジタリックな演出から優しいアクセントまで加えるキーボードと、鮮やかなメロディが重なる中で、ボーカル条生の健やかなハイトーンボイスがさらにカラフルに彩るキラーポップチューンだ。
全楽曲の9割の歌詞は条生自身が担当していることもあり、言葉に宿る想いを100%の形で表現している。さらにはその詞にメンバー全員でディスカッションを重ね、楽曲とさらに一体化させ、1つの作品として仕上げるために全員の意思を共有するという。
だからこそ、全員のサウンドが密接に交わり、互いをサポートしながら世界観を増幅させることができるのだ。


●アノアタリ『真夏の夜の夢』Music Video



こちらも『多彩ノ進化論』に収録されている楽曲「真夏の夜の夢」。

今楽曲で初めて作曲を担当したという条生。当時サポートメンバーとして参加していた西川がさらに音を組み立て、最後はバンド全体で仕上げていったそうだ。
エッジィなギターサウンドから始まり、ムーディーなグルーヴを奏で、アンニュイな条生のボーカルが切なく響き渡る。他楽曲よりもナチュラルなメロディで、明るく舞い上がるような条生の歌声の魅力とまた違った一面を体感できる。
前曲とは大きく違った歌声の印象で、艶っぽい大人らしさと気だるげな少女のような雰囲気の両方をかもし出し、やりきれない思いを切実に歌っている。
タイトルの通り夏に生まれた楽曲で、ライブでもよく演奏されていた人気曲である。



●アノアタリ『ハコモノビジョン』Music Video



最後にご紹介するのは、彼女たちの初のMV作品として活動開始と同時に発表された「ハコモノビジョン」。ファンキーなカッティングギターとリズミカルなメロディに引き込まれてゆくアップチューンだ。

踊れるロックサウンドと、デジタルに歪むエレクトロサウンドの融合は、独特な世界観を生むが、条生の歌声により聞き心地の良いJ-POPへとまとまっている。
活動当初からの定番の1曲で、この曲でファンになったというリスナーも多く、彼らにとっても思い出深い楽曲であるに違いない。
エモーショナルで、開放的。限りなく広い白いキャンバスに、多彩なエッセンスを丁寧に塗り足しながら、時には衝動的に投げつけるように色をつけてる勢いも見せる。
完全セルフプロデュースかつメンバーの綿密なやり取りと、お互いの個性を丁寧にミックスすることで、変幻自在なJ-POPを生み、誰もが聴きやすくのめり込みやすい“良い音楽”を完成させているのだ。


ファースト・フルアルバム『多彩ノ進化論』は2月にリリースが決定している。それにともなうリリースイベントとして、3月には恵比寿天窓.switchにてトーク&ライブイベント、渋谷CLUB CRAWLにてワンマンイベントを予定している。
ライブバンドとしても非常に人気の高いアノアタリを、ぜひ新譜と共に生で体感していただきたいと思う。


2019.2.25リリース
『多彩ノ進化論』

01. ユリーカ
02. ママレード
03. とある日(Album Ver)
04. 冬中花踪
05. 明い車
06. Night Dive
07. 真夏の夜の夢
08. 【síː】
09. えそらごと
10. 街

全10曲収録  ¥2,700(税込)




ライブ情報:
リリースイベントその1
2019.3.13(水)
at 恵比寿天窓.switch
アノアタリ1st AL発売記念トーク&ライブイベント
『多彩ノ進化を知らナイト』

▪︎開場19:00  開演19:30(21:30終了予定)
▪︎料金¥2500+(1D)
2/25リリースAL持参・受付にて提示で500円オフ

▪︎入場順/チケット
❶手売り:https://anoatari.thebase.in
❷バンド取り置き予約
※入場は当日先着順となります。






リリースイベントその2(ワンマン)
2019.4.13(土)
at 渋谷CLUB CRAWL
アノアタリ1st ALリリースワンマン
『色彩の展示法 Vol.5』
 ~ワンマン特別編・多彩ノ進化論~

▪︎開場17:45  開演18:30
▪︎料金¥3000(+1D)
学生¥2000(+1D) ※要学生証提示
3/13イベント半券持参・受付にて提示で500円オフ

▪︎入場順/チケット(❶→❹順)
❶手売り(A1~)→❷e+(B1~)→❸取り置き→❹店頭予約
※手売り:https://anoatari.thebase.in
※e+:https://eplus.jp/sf/detail/2833680001-P0030001P021001



【HP】http://anoatari.com/mu/
【Twitter】https://twitter.com/anoatari_mu?lang=ja