森田理紗子　感情的で描写力の高いその歌声は、楽曲の世界観を目の前に映し出す

福井県出身、在住のシンガーソングライター、森田理紗子。10月12日生まれ。

2013年、「RISAKO」としてライブデビュー。2015年にアーティスト名を「morimori」へ改名。さらに翌々年2017年に本名である「森田理紗子」へ改名し、活動拠点を全国へと拡大。北海道から沖縄まで全国各地へ遠征を行うようになっていった。現在はオフラインでのライブ活動は自粛中。

ギター弾き語りでのライブ出演が多いが、活動当初はキーボード弾き語りで活動していたこともあり、ギター・鍵盤どちらも使用することが出来るというのが一つの特徴。音楽のルーツは、中学2年生の時に感銘を受けた『いきものがかり』。

この2020年、コロナ渦をきっかけにYouTubeチャンネルを開設し、2020年8月より『100日連続毎日投稿』を開始。現在に至るまで毎日欠かすことなく、弾き語り動画を始めとしたコンテンツをアップしている。

透明感のある独特な歌声を最大の持ち味とした幅広い楽曲を歌い上げるパフォーマンスと、注意力散漫・天然なキャラクターとのギャップが魅力の、親しみやすいアーティストだ。

・【Lyric Video】ミッドナイト・コール/森田理紗子[オリジナル曲]

男性目線で「好きな女性に都合のいいように扱われ、翻弄するも抜け出せない。真夜中、寂寥感に襲われる度携帯に手が伸びるが、気持ちを伝えてしまったら全てが終わってしまう怖さに怯えて言い出せない」という想いが綴られている、切なく苦しい楽曲『ミッドナイト・コール』。

登場人物の男性がはち切れそうな想いを抱えているということは、≪どうせ期待したってさ今夜はあいつと一緒だろ≫≪思わせぶりすら愛しいけど一喜一憂は苦しくて≫と歌う歌詞はもちろん、明らかに感情が溢れているその歌声からも伝わってくる。

そんな感情的な歌声や歌詞の世界観に、胸がぎゅっとなる1曲だ。

・【Lyric Video】君が僕を好きになるように/森田理紗子（オリジナル曲）

こちらもミッドナイト・コール同様に男性目線で綴られている1曲。｢見てるだけでいい｣という小さな憧れが、気持ちが深くなるにつれ、｢見てることしかできない」ほどに恋焦がれていく。

日々募り、大きくなっていく想いを苦しく抱える繊細な男性の姿は、歌詞だけを傍から見ているととても愛らしく、いとおしく見える。しかしそれも彼女の感情的な歌声で描かれるとぐっと切なさが増し、彼が報われることを祈らずにはいられない。

楽曲に命を吹き込み、登場人物の姿を目の前にリアルに浮かばせる。感情的で描写力の高い森田理紗子というシンガーの歌声には、そんな力があるといえるだろう。

・【Lyric Video】yosame/森田理紗子

男性目線で描かれていた先の2曲から一転、こちらは女性目線で描かれている楽曲『yosame』。

名前を呼ばれるだけで泣きそうになるくらいに冷静を欠いた恋。≪僕たちそばにいすぎたね≫と話す男性に対して何も言えない。「雨のにおいに敏感で、私の涙に鈍感で、目先の感情に躓いてばかりいる不器用な君がとても愛しかった」というほどに想っていた人の喪失。そうして一人迎える冷たくて新しい朝に、その恋を思い出す。

そんな世界観をやはり感情的に歌い上げ、圧倒的な切なさや苦しさを表現。心なしか歌声もどこか女性的に聞こえてきて、それがさらに楽曲の切なさを引き上げる。聴いていると、特に今恋をしていなくても、ここにある感情に引っ張られて切なくなってしまうはずだ。

本来であればこの2020年3月には渋谷LOFT HEAVENにてワンマンライブを開催予定だった彼女。しかしコロナ禍においてそれも延期となってしまった。まずはそんなライブに対して「コロナで延期となってしまった自身３度目のワンマンライブが無事に開催できることを願っている」と話してくれた。

この11月にはライブ活動自粛後初のライブを福岡にて開催予定。まずはそちらに注目しながら、これからの展開を見守っていこう。

【Twitter】

https://twitter.com/morimori_rin_?s=20

【Instagram】

https://www.instagram.com/morimoristagram/

【オンラインストア】

https://morimorionline.stores.jp/

【YouTube】

https://www.youtube.com/channel/UC_YcZPRztxTZLms8FhPI3tw

【ライブ情報】