2002年に活動を開始したロックバンド、ピストルモンキーズ。
2004年から2006年の間に『NHK熱唱オンエアバトル』に6度出場。全6回すべてトップキロバトルでOA獲得。年間ランキング1位に。
2009年、『漣研太郎とピストルモンキーズ』に改名。拠点を横浜に置き、エフエムヨコハマの出演をはじめ、みなとみらい線のみらいチューブフェス、ブルーラインフェス、ヨコハマ音祭り等々、横浜を中心に活動する。
その音楽性は幅広く、歌謡曲にロックンロール色の強い楽曲は勿論、和の匂いがする楽曲、ユーロビート感のある楽曲、カントリー色を覚える楽曲など、個性と高い音楽性を同時に感じられる稀有な楽曲を多数生み出している。
見るものを巻き込むライブパフォーマンスにも定評があるなど、エンターテインメント力の高さは折り紙付きのバンドだ。
90年代あるいは2000年代の頭を思わせるようなユーロビート感のあるサウンドと、疾走感のあるロックサウンドを掛け合わせた楽曲『045 -YOKOHAMA-』。カラオケJOYSOUNDでも配信中の1曲だ。
『045 -YOKOHAMA-』というタイトルからも連想できるように、この楽曲は横浜のアンセム的な曲となっている。歌詞にも横浜にちなんだ物・事が全47個散りばめられており、それを見つけながら聴いてみるという楽しみ方も出来る。
また、『俺ら東京さ行ぐだ』だったり、『2億4千万の瞳』だったり、ところどころサンプリング感のあるフレーズや音が散りばめられているのも面白い。そういうところからも彼らのエンターテインメント力を感じることが出来るだろう。
「臭い物に蓋をする風潮、世相を斬る。社会風刺の曲」だと話す1曲。某時代劇を思わせるようなイントロのパンチ力のあるフレーズ。楽曲全体に漂うお祭り感や和の空気。それでいてデジタルなビート感やハードロックさながらのギターソロが入るなど、サウンドだけでも引き付けられる。
そんなサウンドに負けず劣らずの存在感を放つのが、遊び心のある表現の中に溢れる風刺の言葉たち。まさに昭和の時代のヒーローのように、お茶目で面白い部分と真面目にかっこいい部分の両方を感じられる1曲だ。
ちなみに『臭イモノニハ蓋ノ介』というタイトルは、昭和の死語『合点承知の助』からきている。
漣本人曰く、「めずらしく真面目に歌っている曲」。
幸せの尺度は人によって違うもの。ないものをないと嘆くよりも、今あるもので満足できれば幸せ。そんな思いを歌に乗せる。
昭和歌謡のムードが溢れるサウンドには、ボーカル漣研太郎が愛した楽曲、沢田研二の『サムライ』の要素が隠されている。そんなサウンドの中のノスタルジー、琴線に触れるメロディーライン、そして情感を描く歌声によって、まるで古き良き映画の中にいるような気分になれる。そんなある種のトリップ感も、じっくり楽しみたい1曲だ。
この2020年は“我慢の年”だったと話す彼ら。
「元々レコーディングの期間としていたのでライブ予定がキャンセル等の影響はなかった。我々の活動を伝えるという意味でオンラインツールでのミーティング映像をファンに向けて配信したところ好評を得た。」と、続けてくれた。
今年はコロナにより様々な変化を体験した1年だったが、この期間はコロナが終息した時に初めて、「あぁいう時期にも意味があったんだなぁと思うことができるはず」と思いを綴ってくれた。今後の活動については、「来年度は作品としてまずミニアルバムを制作予定。コンセプトは横浜に因んだカバーアルバムを予定している」とのこと。期待して続報を待っておこう。
【HP】
http://sarumania.jp/
【Twitter】
https://twitter.com/pistolmonkeys
【TuneCore】
https://www.tunecore.co.jp/artists/Kentaro-Sazanami---PISTOL-MONKYES#r516822
【ライブ情報】
2020/12/24(木)横浜・関内BAYSISより無観客配信ワンマンライブ
「十七歳のチーズ」
出演: 漣研太郎とピストルモンキーズ
配信開始19:45~ / 開演 20:00
配信チケット ¥3000
※当公演はツイキャスプレミア配信ライブとなります。
視聴ページ https://twitcasting.tv/baysisyokohama
*当日BAYSISオンラインストアにて投げ銭を受付けます。