ex.竹内電気の『竹内サティフォ』と『斉藤伸也』によるスーパー J-POPユニット、ONIGAWARA。

2013年より本格始動し、2015年9月に1stアルバム『エビバディOK?』で全国デビュー。
2017年3月にリリースした1stフルアルバム『ヒットチャートをねらえ!』ではiTunesのJ-POPチャート1位を記録し、Apple Musicの『今週のNEW ARTIST』にも選出された。
2019年からはフリーランスとして活動。とはいえ、元々楽曲制作や何かを考えることも自分たち発信だったので、することは変わらない。
そのサウンドはJ-POP的な突き抜けたキャッチーさがありながら、様々なジャンルのコアな音楽性をも感じさせる。それはまごうことなきスーパーJ-POPサウンド。日本のポップミュージックを拡張させる二人組だ。
2020年5月には新型コロナウィルス感染症による自粛期間中に制作した配信限定ミニアルバム『ポップミュージックは止まらない』を発表。

翌2021年2月14日には、恒例GIG『ONIGAWARAの"まだまだチョコレイトをちょうだい"2021』を新代田FEVERにて開催予定。




・バカになるほど恋したい

 



フリーになって初のMV付楽曲だという曲『バカになるほど恋したい』。
ファンキーで、どこかニューウェーブ的な雰囲気もあるサウンド感が印象的な1曲だが、この楽曲には圧倒的な存在感を放つメロディーが時折顔をのぞかせる。Aメロパートはややラップ調だが、Bメロやサビは突き抜けてキャッチーでまさにJ-POP。
それはたとえば、某国民的5人組が歌っていた楽曲を彷彿とさせるようで、コアな音楽通からテレビから流れてくる音楽が好きだという層まで、どんな人にも刺さりうる音だといえる。

かっこよくて、かつ歌いたくなるようなキャッチーさがあって、どこかユーモアもある。そんなサウンド感を求めている人も多いのではないだろうか。もしそんなサウンドを求めているのであれば、この楽曲、この二人によって満たされるはずだ。



・ピーマン2019(Bonus track) / ONIGAWARA

 



チル度の高いHIPHOP楽曲『ピーマン2019』。
この楽曲に漂うムードを一言で表現するのであれば、“サマージャム'20”。スチャダラパーの名曲『サマージャム'95』の中にあるような、日本の夏そのもののような気だるい夏のムードを、より現代的にアップデートした様相だ。ポップでチルなこんなHIPHOPは、夏のなんてことない日を極上の一日にしてくれるはずだ。もちろん冬に聴けば、夏に思いを馳せることが出来て、心を温めてくれる。

リリックの中に≪夏の星座にぶらさがって≫≪四六時中も好きと言って≫≪サマーヌード≫とJ-POPの名曲たちをサンプリングしていたり、どことなくRIP SLYME調だったりするのも面白い1曲だ。



 ・ONIGAWARA「タンクトップは似合わない」GIG MUSIC VIDEO

 



ディスコ的で踊れるアッパーなサウンドに乗せて≪僧帽筋から三角筋 派手な上腕二頭筋 前鋸筋から前腕筋 大胸筋 外、内腹斜筋 割れる腹直筋 大円筋から広背筋 派手なヒップはno≫と、ユーモアの溢れる歌詞を歌う1曲。ノリが良く、センスが感じられるサウンドと歌詞との飛距離が抜群で、やはり“面白くてかっこ良い”という独特のバランス感覚を発揮している。

AメロからBメロ、そしてサビに至るまで終始メロディーがキャッチーで心地よいというのもポイント。特に≪タンクトップは似合わない≫と歌うサビの引き付け力は抜群で、思わず手を挙げたくなってしまうはず。そんなメロディーを一緒に歌ってみるも良し、音に乗るのも良し、歌詞を楽しむのも良しな隙のない1曲。




元々2020年は、「年始にワンマン、6月に鬼リンピック、8月にツアー、冬にワンマンと、これまでやってきた活動をやりたかった」と話す彼ら。来年はこれまで通りの活動ができることを祈るばかりだ。

確かなセンスとユーモアを持つ彼らの音楽が、幅広い層に届くことは間違いない。ここから改めて追いかけていっても、まず損はしない。



【HP】

http://www.onigawara.style/


【YouTube】

https://www.youtube.com/user/onigawara90s


【Twitter】

https://twitter.com/ONIGAWARA2013?s=20


【ライブ情報】
2021.2.14(日)
『〜ONIGAWARAの"まだまだチョコレイトをちょうだい"2021〜』
会場:新代田FEVER
open18:00 start18:30
前売り¥3500 当日¥4000(ドリンク代別途)