2015年夏に結成のリアルロックバンド、ヒヨリノアメ。
メンバーは、Vo.『AKI』、Key.『大橋ユウト』 Ba.『星涼穂』、Dr.『ウツイリント』 、という4人組編成。
・ヒヨリノアメ - room (Official Music Video)
EP『傘とシンデレラ』、およびミニアルバム『記憶の片隅に』に収録されている楽曲 『room』。 残響感をともなって淡い色彩で描くピアノの旋律。足元をしっかりと支えて残響の中に立 体感を加えるベースとドラム。そこに溢れる切なさを乗せるボーカル。それぞれが絡み合 う抜群のアンサンブルで生み出すのは、≪貴方の香りや仕草がもう思い出せそうになくて さ≫≪どうにかなってしまいそうどうにかしたかったんだ≫という圧倒的にリアルで切なく て儚い世界観。 記憶の片隅にしまっている切ない思い出を引っ張り出して、そこに浸りたくなる。そんな 強い共感力を持った1曲だ。
・ヒヨリノアメ - ハローグッバイ(Official Music Video)
こちらもミニアルバム『記憶の片隅に』に収録されている1曲『ハローグッバイ』。 牧歌的な雰囲気なピアノと歌のメロディー。穏やかに進むテンポ感。柔らかくて優しいサ ウンドで描いているのは、≪終わりにしようあの日を忘れるなんてきっと出来ないけど≫≪ 最後貰ったものは情けなくなるほど優しい いつも通りあなたがくれてた言葉だった≫という、まさしく“ハローグッバイ”の世界観。 でもそこに悲壮感はあまりなく、雨が晴れるような爽やかさすら感じる。別れた二人の明
日が色鮮やかなものであるように。思わずそんな風に祈りたくなる、煌めく切なさが心地 よい。
・201号室
2020年10月リリースの1stフルアルバム『君の過去も愛せてたら』に収録されている楽曲『201号室』。
≪君と過ごしたアパートで僕は一人で何を思えばいい≫
≪君と過ごしたアパートで僕は一人 で何を歌えばいい≫
というフレーズが印象的な、喪失感が香る1曲。その喪失感の中にとどまり続ける世界観。
そしてその世界観の切なさをより強固なものにする、感情的な爆発力 を持ったバンドサウンド。
美しさと荒々しさが調和したそのサウンドはまさに、この楽曲で描かれているシーンそのものだといえるだろう。実に想起的で、やはり心を揺さぶる1曲。
「映像も出して曲も出して、ライブ以外のところでも人に知ってもらいたい」と話す彼ら。
そこには、「ずっと長く続けていきたいし、そのためにもある程度の知名度とかも欲しい。
今のメンバーで、やりたい音楽をやっていくために」という思いがある。 実際、現状10曲くらいデモ音源があり、新曲もどんどん作り続けている。
今後「3ヶ月に1 枚ずつくらい、サブスクで配信していく」「映像もMVとして、たくさん作っていきたいと 思っている」とのことなので、期待して追いかけていこう。
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