ブラックミュージックをベースにした音楽性に独自の詞世界を重ね合わせ、唯一無二の世界観を生み出すシンガーソングライター、植松陽介。

彼の表現テーマは「半径3メートル前後の小さな日常生活あるある」。日常の中にあるちょっとした風景や見聞きした話題への感情をストーリー性豊かに描写し、多彩な楽曲を生み出してきた。
その楽曲タイトルは「レーシック」「カーナビゲーション」「ゴミの分別」「とりあえずビール」など一風変わったものばかり。一方で音楽性はメロディアスなボーカルと研ぎ澄まされたサウンドが融合して聴き手の心を揺さぶるエモーショナルな魅力を発揮しており、彼のハスキーで色気のある歌声も合わさって、上質なブラックミュージックとして確固たるクオリティを誇っている。

そんな個性派シンガーソングライターとして活動する一方で、人気アーティストAIやさかいゆう、Skoop On Somebodyなどのサポートコーラスも務めてきた植松陽介。実力と濃い独自色を併せ持ったミュージシャンとして、今後要注目の存在だ。




・植松陽介「会いたいけど眠たい」[Music Video]

 



2020年12月にMVが公開されたばかりの「会いたいけど眠たい」は、じんわりと心に染み入るメロディとどこかコミカルな等身大の歌詞のストーリーが、ユーモアあふれる心情を描き出すミディアムバラード。
会いたい、だけど仕事明けで眠たい。そんな想いと本能がせめぎ合う本音が綴られていて、思わず「分かる分かる」と共感してしまう一曲に仕上がっている。「あなた」のことを心から想っているのは間違いないけれど、体がついていかない。そんな、現実を生きているからこそのいい意味で生々しい葛藤ぶりがリアルだ。

クスッとさせられながらも納得できる、シュールな世界観に注目しながら聴いてほしい。



・植松陽介「レーシック」[Music Video]

 



植松陽介の代表曲となっているのが、この「レーシック」。タイトル通りレーシック手術について歌ったナンバーで、静謐なアンサンブルと美麗なメロディ、そしてレーシックへの飽くなき興味を歌い上げた詞世界が融合して、どこか切ないのに笑えるのが印象的だ。

耳に心地よく響き、一方で頭の中にはコミカルなストーリーを流し込んでくる。そんな植松陽介のシンガーソングライターとしての個性をしっかりと見せつける名曲として必聴だ。




2020年はAIのツアーにコーラスとして参加するはずが、新型コロナウイルスの影響で中止になるなど、コロナ禍の中で人との出会いが減って寂しかったと語っている植松陽介。2021年は、より自分と向き合って作品を制作する年にしたいと考えている

独自の世界観を深め、研ぎ澄ませながら進化を続ける植松陽介の音楽に、今後も要注目だ。



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