1995年2月13日生まれ、北海道出身のシンガーソングライター、加納エミリ。
高校卒業後、上京。19歳から楽曲制作を始め、
作詞・作曲・編曲などを全て自らで手がける。
そして2018年5月、デビュー。
80年代ニューウェイヴ・テクノ・インディーロックなどをルーツとした楽曲を
完全セルフプロデュースで生み出すというのが一つの特徴。
旧近未来感とでもいうべき、どこかノスタルジーを覚えるサウンドの中で、
愛らしいムードの歌声が響くのも魅力だ。
2019年11月20日、1stアルバム『GREENPOP』をリリース。
現在は編曲やRemix、楽曲提供なども精力的に行っている。
2021年2月17日には、渋谷WWWにて二度目のワンマンライブを開催予定。
・加納エミリ / ごめんね Gomen-ne (Official Music Video)
「曲調が80年代のユーロビートを意識しており、
MVもインパクトのあるものになっているのでそこを注目して欲しいです」と話すこの楽曲は、
2019年3月にMVを公開した楽曲『ごめんね』。
その80年代感の溢れる曲調、VHS感やアナログテレビ感のある映像の質感、
現代的な目線で見ればサイケに感じられる映像エフェクト、
どこをとっても惹きつけられる作品で、実際彼女の注目度を高めるきっかけとなったといえる楽曲だ。
≪あなたは理由もなしに 突然振ったのよ 今から会えない?なんて お遊びに付き合えないわ≫
≪少しはお世話になったけれど あなたの 名前も思い出せないの 本当に≫と、
いじらしさと強気なムードが両方感じ取れる歌詞の世界観もまた、80年代的。
その全体的な完成度の高さによって、
一気にタイムスリップ出来るだろう。
・加納エミリ / 恋せよ乙女 Koiseyo Otome (Official Lyric Video)
軽やかなサウンド感にはやはりどこか80年代のムードが漂う。
しかしただのリバイバルではなく、現代的なシティポップの要素なども感じられ、
それが絶妙な心地よさ・中毒性を生む。何度も聴きたくなるようなサウンド感だ。
「女の子が共感できるような内容になっています」というその歌詞は、
≪ちょっとあどけないフリ 伏せ目がちのモーション≫
≪ふとした隙にマジックで 狙ってみる≫と、言葉選びが絶妙。
「8bitの映像も気に入っているのでみて欲しいです」と話すMVも、
まるでファミリーコンピューターのゲーム作品のよう。
やはりどこをとっても統一感に優れた、
完成度の高さをひしひしと感じる作品となっている。
・加納エミリ / 朝になれ (Official Audio)
「2曲とは雰囲気の違う曲であり、悩んでいる人に寄り添えるような楽曲になっております」
というこの楽曲『朝になれ』は、その言葉通り80年代感やニューウェーブ感を薄めにした、
メロウなムードの1曲。それでもどこか80年代的な雰囲気、ノスタルジーを感じられるのが不思議だ。
≪永遠に続かないなんて 分かってたのにな≫≪朝になれ この恋を忘れるまで≫と歌う歌詞の世界観は切なく、
まるでショートムービーを見ているかのように映像が目の前に浮かんでくる。
彼女の真っ直ぐな歌声は切ない世界観をさらに強調。その世界観に没入していられる1曲だ。
今後の目標について尋ねてみると「まずは2月のWWWのワンマンライブの成功を目指して頑張っていきたいです。
そしてさらに大きなステージに立てるようになりたいです。
楽曲の提供にもどんどん挑戦していきたいと思っています」と話してくれた彼女。
確かなオリジナリティを持つ彼女が、より大きなステージに立つことも、
楽曲提供者としてその名をたくさん見るようになることも、想像に難くない。
今後も長く注目して追いかけていくべきミュージシャンの一人だ。
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