作曲家、編曲家、および作詞家、かめりあ。
1992年生。
2003年、弱冠10歳にして母親のPCでDTMを始める。電波ソングやポップミュージック、ロック・メタル、EDM、ハードコアテクノ、ジャズ、エレクトロスウィング、民族音楽、ラテンミュージックなどの広い音楽ジャンルに精通し、制限の無く自由で類を見ない楽曲を作る。
その人気は特に音楽ゲームコミュニティでは国内外を問わずに高く、「音楽ゲームファンで知らない人はいないと言っても過言ではない」「Camellia: TheKing of Rhythm Games[かめりあ:音ゲーの王]」「It’s not a rhythm game if it doesn’t have Camellia[かめりあが居なければ音ゲーではない](半ばジョーク的に)」などと評されている。
また、これまでに『beatnation RHYZE』のメンバーとして、さいたまスーパーアリーナ、ZEPP Divercity、豊洲PIT等にてDJ出演を行っている。
『プリパラ』『ゆるゆり』『ラピスリライツ』シリーズに楽曲やリミックスを提供し、Hololiveのバーチャルタレント『獅白ぼたん』らや、にじさんじ『ラトナ・プティ』、Webライター『ARuFa』に楽曲を提供するなど、インターネットをベースにしたサブカルチャーでの根強い人気を誇る。ボカロPとしても活動中。
『Hololive English』のメンバーとサウンドトラックを制作するなどし、海外でのファンが非常に多いというのも特徴で、日本語/英語の二ヶ国語でコミュニケーションを取るなど国際的に活動している。
・かめりあ -【Electroswing】
「昔からボカロ楽曲を制作していた。しかしここ数年は表立っての発表はしていなかった」というかめりあ。
この楽曲『ヒアソビ (feat. 初音ミク)』は、単体のボカロ楽曲として、特にニコニコ動画には7年ぶりに投稿した作品。それでも「ファンの方は暖かく受け入れてくれて、改めて初音ミクのボーカロイドとしての偉大さ、象徴としての大きさを感じた」と話している。
そんな同曲は『プロセカNEXT』というプロジェクトセカイの楽曲公募イベントへ投稿した楽曲で、エレクトロスウィングな曲調が特徴的。ノリノリでありながらどこかお洒落な雰囲気もあり、思わず踊り出したくなる。
「ボーカロイドは自分で打ち込まないといけない手間があるものの、自分で打ち込めるからこそ本当に細かい部分まで調整ができる。特に自主制作になると完璧主義な面が出てきて、気になる部分は徹底的に直すようなケースも多いが、ボーカロイドであればそれも実現可能なので性に合っている。また、こちらの楽曲はモーションキャプチャを使用したMMDなど、2次創作もとても多くの方に取り組んでもらえた。自身一人ではそういったムーブメントは絶対になかったはずなので、取り組んでくださった方にはとても感謝している」とも話すように、細部まで作り込まれたそのサウンドは、色々な人を惹きつけるに足るものだ。
イラストはりゅうら氏(https://twitter.com/ryura_san)が担当している。
・Camellia - Spin Eternally (from Beat Saber OST4)
VRでプレーできるリズムゲーム『Beat Saber』への提供曲『Spin Eternally』。
EDM的な華やかさに、電波ソング的な良い意味でのカオスさを加えたような、独自のサウンド感。ぶち上げるようなイケイケなムードもありながら、硬質な音も随所に聴かれる。さらにいえば極めてキャッチー。ノリの良い音楽が好きな人はもちろんのこと、たとえばHIPHOP好きやK-POP好き、あるいはJ-POPやJ-ROCK好きにも楽しめる要素が感じられる。幅広い人を惹きつける1曲だといえるだろう。
・【original anime MV】I’m Your Treasure Box *あなたは マリンせんちょうを たからばこからみつけた。【hololive/宝鐘マリン】
大人気VTuberの宝鐘マリンに提供した楽曲『I’m Your Treasure Box *あなたは マリンせんちょうを たからばこからみつけた。』。
作曲家U.Z.INU氏の楽曲を元に、かめりあは編曲と歌詞の一部を担当。
「自身と同様にゲーム音楽に精通するU.Z.INU氏の非常に高いフレーズ力もあって、とても良い曲に仕上がったと感じている」と話す通り、艶めかしく踊れるサウンド感が光るグッドポップスだ。妖艶な中に、“らしい”ノリのよさが感じられ、やはり自然と身体を揺らしたくなる。
「今回は宝鐘マリンさんの楽曲ということもあり、自信はあったものの、発表までは少なからずプレッシャーも感じていた。しかし発表されたあとは広く受け入れてもらえて嬉しかった」というかめりあ。
今後の活動については「自身も活動を行いながら、今後はより様々なアーティストの方とコラボしていきたい。特に英語を学んでいることを活かし、海外の方とのコラボも積極的に行っていきたいと考えている」とコメントをくれた。
是非この先の活動に、改めて注目していただきたい。