昭和末期生まれのバーチャルYouTuber、ぷろぼりす幸子。

現代を頑張って生きる人間達を応援するために生まれ、昭和の根性で何でも挑戦。

３Dモデルを自作したり、イラストや歌ってみたなどの動画制作を行ったり、

「言葉には力がある」という考えから文章を書いて執筆をしたりと、ジャンルを問わずに幅広く活動中だ。

これまでにKindle上にて『言葉の魔法: あなたが元気になるために』

『あした、元気になぁれ★～頑張る誰かを応援するあなたへ～ あした、元気になぁれ！』

『あした、元気になぁれ！~新人VtuberがVのこれからについて語った本~』と３作品を発表。

ココロが元気になる言葉や、自分の経験を元にした言葉を届けている。

目標は「昭和末期生まれのバーチャルYouTuberとして、年代の垣根を超えた作品を作ること」。

2020年10月にリリースしたオリジナル楽曲『みんなでせーので大逆転！』。

≪みんなでせーので大逆転≫という、

現代を頑張って生きる多くの人が投げかけて欲しいであろう言葉を、

明るくポップな歌声で投げかけてくれる１曲。

人生が上手くいかない時、ありふれた人生だと落ち込んだ時、

きっとこの楽曲が放つ光はそのどんよりした心を一瞬で輝かせてくれる。

EDMサウンドも印象的だ。そのサウンドは決してとげとげしてるだけではない。

もちろん盛り上がりの強い、爆発力がある箇所もあるが、どこか優しさも感じられる。

心を盛り上げる力強さと優しく支える力の両方を発揮しているサウンドだからこそ、

その言葉がすっと心に届き、本当に“大逆転”につながる気がしてくるのだろう。

本来ハードなロックサウンドで描かれるこの楽曲を、

sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司による大胆アレンジでカバー。

どこか80年代の香りもするサウンド作りでありながら、現代的なムードも纏っているのが印象的だ。

その古き良き音楽と現代のムードを繋げるのに、

力強さと爽快感を兼ね備えたぷろぽりす幸子の歌声が一役買っていることは間違いないだろう。

ロックなドラミングや跳ね感のある鍵盤、エフェクトとの相性も抜群な歌声で、

原曲の良さやこのアレンジの良さの両方を引き出す歌唱を聞かせている。

改めて、この「六本木心中」という楽曲の魅力に気づかされるカバーだ。

どこか溌剌としたムードの歌唱で、発音の美しさが際立っている。

歌詞を全く見ずとも言葉が入ってくるその歌唱は、メロディーが詰め込まれている個所でもその効力を失わない。

それによって、この楽曲の歌詞の美しさが伝わってくるのだ。

夜に駆けるはベースが恐ろしいうごめきをするなど、サウンドの切れ味が抜群な１曲。

もちろんメロディーの素晴らしさは言わずもがなだ。そんなサウンドやメロディーに引っ張れて、

実は美しい歌詞の魅力に光が当たらないことも少なくないだろう。

しかしこの歌ってみたからは、その言葉の美しさが伝わる。

楽曲の隠れた魅力を引き出すこのカバーは、グッドカバーに他ならない。

これからの活動について尋ねてみると、

「大好きな小室哲哉さんサウンド、globeサウンドのアレンジカバーをして、

いつか小室哲哉さんとコラボがしたいという大きな夢があります」と話してくれた彼女。

さらに「今後は子供向けの歌から、戦後の歌にも挑戦したいです。

美空ひばりさんの名曲や、藤山一郎さん、奈良光枝さんの『青い山脈』等、昔の歌にも名曲が沢山あります。

また、最近の曲を歌いたいというシニア世代の為に

流行りの曲のアコースティックアレンジカバー等もやってみたいです。

YouTubeというツールを使って、これからもたくさんの歌を歌って、

バーチャルYouTuberとして世代の架け橋を作りたいと思っています」と続けた。

彼女から各世代に、その世代の名曲が伝わっていったら、

そんなに素敵なことはないだろう。

この先の活動に期待したくなるバーチャルYouTuberの一人だ。

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