愛されたいシンガーソングライター、千央(ちひろ)。
新潟県を中心に活動中だが、県内外場所を問わず全国へ弾き語りに向かう。
耳に残るメロディーと、感情のこもった哀愁ある歌声が特徴で、オリジナル曲も多数制作。
各種サブスクリプションサービスにて、シングル『TREE』、『泪星テラス/Answer』が配信中。
YouTubeにおいても2021年1月31日に、楽曲『ひかり』のオフィシャルMVを発表した。
アコースティックギターあるいはキーボードで描かれるシンプルなサウンド構成もあって、その音楽はどこか懐かしさを伴って響いてくる。
それはたとえば、古き良きフォークサウンドを、現代の心情とリンクするようにアップデートしたよう。
・千央 - ひかり 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
2021年1月にMV公開となった楽曲『ひかり』。
「人が幸せだと思う瞬間はいつまで続くのだろうか、幸せの光はいつまで照らしてくれるだろうか、という思いから作った」という1曲で、だんだんとすれ違っていく二人の様子が描かれている。
≪ごめんねって言葉が増えて好きだよって言葉は減った≫、そんな風にだんだんとすれ違いながら、良かったころの二人を思い出す。
切なさの溢れる歌声で描かれるその世界観が、きっと多くの人が持ち合わせているそんな経験の記憶を呼び起こす。
もちろん現在進行形でそういう状況にある人にとっては、心にダイレクトに触れることだろう。
最後に切なさの余韻を残す、≪暗闇にひかりが射す時 終わりを考えてしまう≫という歌詞も秀逸。
まるで1本の切ない映画を見終えたかのような気分になる1曲だ。
・「逃げる」千央 オリジナルソング
これまでポジティブな曲を作り続けてきた彼女。
しかしある時、「音楽を作ることに没頭していた日々が怖くなってしまった」という。
その時に浮かんだワードがこの“逃げる”だ。
この楽曲では、辛さすらも感じる切実な歌声で≪逃げた先には何もないけど 逃げる途中の道端にきれいな花が咲いてる≫と、そして≪逃げた先に涙して 帰ろう戻ろう やっぱ戻ろう 戻る足あとに花が咲く≫とも歌っている。
何かから逃げ出したくなってしまうことは誰でもあるもの。
でもそこから戻ってきて、改めて頑張る人もたくさんいるし、その姿は尊い。
途中の道で見たきれいな花たちは、まさにそんな、逃げ出しては戻っていった誰かの足跡を想起させる。
・「春ららら」 千央 オリジナルソング
専門学校に行く際、「入学に対して恐怖心があった」という彼女。
半年ほどたって、その恐怖心はさらに強くなってしまったので、担任の先生に相談した。
そこで「何か残して、何かやりたいことをしてからやめな」と助言をうけ、制作を始めた1曲だ。
アコースティックギターの牧歌的なサウンドと、穏やかで明るいメロディーライン、そして優しく包み込むような歌声でうたわれているのは、≪振り向かないで進むこの道 大丈夫だよ 光る未来≫という言葉たち。
「進路に悩んできた自分への応援歌」だともいうこの楽曲は、そのリアルな想いゆえ、自身だけではなく聴く人すべてに力と勇気をくれる。
「人前で直接歌うのが好き」だというが、2020年はなかなかそれが難しくもあった。
その分この2021年の活動については「今年は直接歌を届けていきたい」と考えている。
また、「一つでも多くの楽曲を出したい。いい楽曲を出して配信したい」とも話してくれた。
「将来的には地元で音楽のマルシェをするなど、地域を盛り上げていきたい」と、今後の活躍が楽しみになる思いもある。
是非、ここから改めて注目していただきたいシンガーソングライターの一人だ。
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