2018年結成、大人びたシティソウルサウンドで聴き手の心を彩る6人組バンド、Penthouse。

メンバーはVo.浪岡真太郎、Vo.大島真帆、Pf.かてぃん、Gt.矢野慎太郎、Ba.大原拓真、Dr.平井辰典。


さまざまな音楽的バックボーンを持つ顔ぶれが集まって結成されたPenthouseは、

洗練されたおしゃれな音楽世界やハイクオリティなパフォーマンス、

さらには「東京大学発」という結成の背景でも注目を集めてきた。


2019年6月には1st Single「Fireplace」のMVを公開し、以降もコンスタントに楽曲を発表。

一方でバンドのYouTubeチャンネルではカバー動画も積極的に公開し、多彩な見せ方で注目を集め、

チャンネル登録者数は2021年4月時点で2.6万人を突破している。


確かな実力とセンスで人気を拡大し続ける、今後要注目のアーティストだ。




・Penthouse - Fireplace [Official Video]



1st Singleとして発表された「Fireplace」は、ゆったりとしたテンポの中で

英語詞の男女ツインボーカルが心地よく響くミディアムナンバー。


テクニカルなドラムとうねるベースラインの生み出すグルーヴ、

多彩な表現でアンサンブルを包むピアノ、控えめに、

しかしはっきりと味わいを醸し出すギター。

それらが一体になった中で流れるように歌われるメロディは、

どこまでも心地よく聴き手の中に沁み込んでくる。


この曲にも色濃く表れているように、彼らの体現するジャンルは「シティソウル」。

シティポップのキャッチーさやおしゃれさ、

ソウルのパワフルさを併せ持つ大人の音楽ジャンルとして今人気が高まっている。

このジャンルに特化した「シティ・ソウル ディスクガイド」という書籍では

この曲も取り上げられたそうなので、シティソウルの今を知る一曲としても必聴だ。


この1stの時点でしっかりと確立された、Penthouseの確かな個性に注目して聴いてほしい。



・Penthouse - ロングサマー・ブレイク [Official Video]



2020年7月に公開された4th Single「ロングサマー・ブレイク」は、

タイトルにも表れているように「夏」を描いたポップチューン。


日本語詞と英語詞を組み合わせた詞世界がより直感的に夏の情景を描き上げて、

鮮やかで涼しげな風を感じさせてくれる。


地に足の着いたソウルフルなグルーヴと透明感のあるピアノフレーズ、

爽快に楽曲全体を飾るギターの絡みも印象的だ。


少し切なくて、しかしポジティブな表情も見せるサマーソングとして注目しよう。



・Penthouse - 26時10分 [Official Music Video]



「26時10分」という大人の夜の時間をタイトルに冠したこの曲は、

刺激的でアグレッシブな気配に満ちたキラーチューン。


よりリズミカルに、よりグルーヴィーにまとまったリズム隊と

緩急豊かなメロディ隊の一体感がダイナミックに聴き手の感情をかき立て、

力強い男女ツインボーカルがそれをさらにエモーショナルに磨き上げる。


ロックやジャズなど他ジャンルのエッセンスも取り入れつつ、

インパクトのある「シティソウル」を見せつける攻めの一曲として聴いてほしい。


多数のメジャーアーティストのサウンドプロデュースを手がけてきた

クリエイター・生駒龍之介がミキシングを行っている点にも注目だ。




聴きごたえのあるアップナンバーから優しいミディアムナンバーまで、

テンションも情景もさまざまな楽曲で聴き手の心に寄り添ってきたPenthouse。


これからの邦楽シーンにおいて、多彩な個性を持つ彼らがますます存在感を高め、

人気を博していくのは間違いないだろう。


今後は大型フェスへの出演など、ライブシーンでも活躍の場を広げていきたいという。

バンドとしてさらに進化を続けるPenthouseから、ますます目が離せない。



【YouTube】

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【Twitter】

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