2人組ロックユニット、-諧謔の使者-(かいぎゃくのししゃ)。

2020年に中高の同級生であるパルテノン若林(コンポーザー、ギター)とEISHI(作詞、ボーカル)により結成。
メタルをルーツとしたパルテノン若林が奏でる独創的なサウンドと、馬力と器用さを兼ね備えたEISHIの情熱的なボーカルの融合が魅力。
「時代や環境に惑わされることなく、音楽活動を一生続ける」ことを信条としている。
現在は新型コロナウィルスの蔓延により満足なライブ活動をすることが難しいため、インターネットを中心に音源の発表を行っている。




・-諧謔の使者- 1stシングル『Act on Instinct』【lyric Video】



「ハードだけど聴き馴染みのないようなものを目指した」というこの楽曲は、-諧謔の使者-の1stシングル『Act on Instinct』。

「サウンドはメタルで曲はキャッチー」というイメージで制作されており、メタル的なフレーズを奏でながらも、

どこかメタルっぽくない質感に整えられたギターや、メロディーラインのキャッチーさが光る1曲となっている。


「何パターンか作って良いものを選び抜いた」という歌詞では、声に出した時に気持ち良くなるように韻を踏む。

そんな韻や、「ゲームが好き」でゲームからの出典もあるという点も、この楽曲のキャッチーさに繋がっている一因だと言えるだろう。

シャウトをラスサビ前まで残しているというのも、面白い。そこで改めてぐっと引き付けられる。

映像はボーカルのEISHIが制作。曰く、「自分で作っているのもこだわり」だ。



・【ハイトーン/速弾き】 うっせぇわ 原キーで歌ってみた/ギターアレンジして弾いてみた【-諧謔の使者-】



2020年から2021年にかけての最大のヒット曲といっても過言ではない楽曲『うっせぇわ』。

こちらはそんな同曲の、男性ボーカルによる原キー歌ってみただ。

ピアノ部分もギターで再現するなど、オリジナルにはないギターアレンジを施している点にも注目だ。


ギラギラした歪みを伴って鳴らすギターサウンドと、ハイトーンで圧倒的な伸びやかさで突き抜けていくボーカル。

そのどちらも存在感が抜群で、ギターとボーカルがぶつかり合いながら、その最中でお互いを高め合っている雰囲気がある。

その相乗効果により、『うっせぇわ』という楽曲のパンチ力、かっこよさを最大限に引き出すカバーになっていると言えるだろう。



・-諧謔の使者- 2ndシングル『No17』【lyric Video】



2021年7月に発表された2ndシングル『No17』。

「一曲目がキャッチーだった分、メタルに寄せた曲にした」という同曲は、

その言葉通りハードでヘビーでダークな雰囲気の、攻撃力抜群の1曲。


デスボイスやテクニカルかつメロディックなギターソロも入っているなど、

メタル好きにはテンションが上がる要素が満載。

それでいて全体にどこかダンサブルな雰囲気があったり、やはりサビはキャッチーに仕上げられていたりと、

メタル界隈の音楽を普段あまり聞かないという層にも響きそうな雰囲気がある。


「オケを聞いて考えた結果、“ライオン”をモチーフにした曲として作った」というのもこの楽曲のポイントで、

曲名を逆さまに読むとライオン(LION)になる。

このように、「わかる人がわかる部分を曲の中に盛り込みたい」という思いを持っているというのも、彼らの特徴の一つだ。




「好きなジャンルのメタルだけではなく、アニソンチックなものを制作していきたい」

「オンライン中心のユニットの中でハードなほうだと思うので、そっちの方にアプローチできるようにしたい」と話す彼ら。

目標は、「ずっと続けていくこと」だ。


新しい楽曲は随時YouTubeでアップしていく予定。

もちろん「ライブするのが好きで、コロナがコントロールできたらライブをやりたい」という思いもあるので、

新しい楽曲の情報も、今後のライブ展開も、楽しみに待っておこう。