太平洋でくじらに育てられたVtuber、海岬ほえる。

無人島でくじらのお母さんと暮らしている。


2021年7月31日に初めての動画となる自己紹介動画を投稿。
以降、ゲーム配信や歌枠、雑談配信など、様々な発信を行っている。


話し声などは気持ち低めの雰囲気の声質ながら、限りなく透明度の高い高音を聴かせたりもする。

そのギャップもまた魅力の一つ。




・【オリジナル曲】夏海/海岬ほえる【Vtuber】



自身初のオリジナル曲『夏海』は、作詞・作曲をぽんず氏が担当している。


「ぽんず氏の『シェアト』を聴いてすぐにファンになり、ぜひお願いしたいと依頼したのがこの楽曲。“夏と海をイメージした、儚げで前向きな楽曲”というテーマで作っていただいた。そんな経緯で作られた楽曲だったため、自分が世界で一番ワクワクしてたんじゃないかと思う。制作中もみんなに言いたくてしょうがなかった」。そんな風に話す1曲だ。


提案テーマのイメージ通り、夏と海を思わせるような爽やかな青色と、その中にどこか儚げで切なげな雰囲気を感じるサウンド感。そのサウンド感に抜群にマッチする透明度の高い歌声。聴けば一瞬で透明に染められていくだろう。


そんな同曲は、サビの音がとても高いというのもポイント。彼女の音域の広さも感じられる1曲だ。


ちなみにそのサビパートについては、「低音と高音のユニゾンとなっているが、それにより青春感、疾走感というような“夏っぽさ”に繋がった気がしている。とても頑張ったパートなので、ぜひ聴いてほしい」とコメントをくれている。



・瓦礫の塔/kemu 歌ってみた【新人Vtuber/海岬ほえる】



「kemuさんのおっかけと言っても過言ではないくらいのファン」だという彼女。

この『瓦礫の塔』の歌ってみたに関しても、投稿された翌日には取り組んでいたとのことだ。


ストーリー性のある歌詞の世界観と、その世界観を確かに描き出すサウンド。そんな音と言葉によって、心の中にある儚さに触れる同曲。じんわりと心に響かせる前半パートと、中盤以降の感情が爆発したようなサウンド感のコントラストも、一つの魅力だ。


彼女はそんなサウンドのコントラストに忠実に、エモーショナルさが溢れる歌声と、想いが静かに溢れるような歌声の両方を聴かせる。

心が震えるカバー作品だ。


・【#夏フェスV歌リレー】初日のトリは主催の僕!最後までブチあがってこー!【海岬ほえる/Vtuber】



2022年夏に行われたVtuber24名で2日間に渡って歌枠配信リレーを行うという企画『#夏フェスV歌リレー』。


こちらは、「もともと邦ロック好きというところもあり、フェスのような企画を行いたいという思いがあって、企画実施したイベント。熱意を持って取り組んでいたこともあり、企画が終わってしまった際には喪失感があった」と話すほどに真摯に向き合ったその企画からの、彼女の出演パートだ。


その企画タイトル通り、彼女は夏フェス感の溢れる熱量の高い楽曲をたくさん聴かせてくれる。もちろんそれを届ける彼女の歌声自体もテンションが高く、目を閉じて聴いていると自然に野外の熱狂の中にダイブ出来る。


いつだって夏に引き戻してくれるというのも、この企画、そしてこの配信の魅力だろう。




「ほぼ毎日22時から配信を行っているため、よかったらぜひ遊びに来てほしい」という彼女。

まずは是非その配信から覗いてみていただきたい。


きっとキャラクターを好きになり、音楽もさらに好きになることだろう。

そしていつしかそれが、人生のちょっとした楽しみになるはずだ。