2019年1月6日から活動開始した浪速ニューパンクバンド、音武者。

HIPHOPとパンクを融合させた独自の“浪速ネオパンク”で、心まで一気にぶちかます。

メンバーは、Vo.Yu-ki、Gt.Itsuki Hendrix、Gt.Seiya、Ba.シンヤ、Dr.K、DJ.ROCHAという6人組編成。


結成同年の2019年6月から8月までの3ヶ月間で、41本のライブを行う全国ツアーを展開。

7月、0thシングル『トリックスター』をリリースすると即ソールドアウト。

9月にはESPエンタテイメント主催オーディション『イーステイト』で優勝。

10月にも『MIKROCK2019』のオーディションで優勝しメインステージに出場するなど、早くから高い注目を集める。


翌2020年4月、1st SINGLE『KURAU』をリリース。

ツアー・イベント共に新型コロナウイルスの影響で中止となってしまうも、

10月には1stミニアルバム『MIXTURE ROCK』を発売。

全国ツアーを行い、12月には初めてのワンマンライブを開催。

ソールドアウトを果たしている。



・音武者−「Bye−Bye」(OFFICIAL VIDEO)



今年の春からライブでやっている楽曲で、

そのノリやすさからお客さんからも人気だという楽曲『Bye−Bye』。

「パンクとHIPHOPをミックスしたサウンド体現できた曲」というその言葉通り、

パンク的な荒々しい疾走感と、現代的なビートを鳴らすHIPHOPが絶妙なバランスで融合。


それぞれ違和感なく絡み合い、音武者だけの音を鳴らす。

その音はパンク・ロック好きにもHIPHOP好きにもどちらにも刺さるものだといえる。

あるいは、全体にキャッチーな雰囲気があるので、

そのどちらにも疎いという人であってもきっとはまる要素がある。

どんな人でも楽しめる1曲だ。



・音武者−「SAMURAI COMBAT」(OFFICIAL VIDEO)




「日本人の象徴である侍を強くイメージした」

という楽曲『SAMURAI COMBAT』。


独特な世界観のサウンドによる不穏なムードに、音武者という名前に因んだ

和の要素を香らせているのが印象的だ。

ボーカルのYu-kiが育った地域は多民族的な地域だったという。

そうした環境で過ごす中、自分の国文化を発信していきたいという思いが強くなっていった。


この楽曲に香る和の要素も「ジャパニーズヒップホップやカルチャーも大事にしたい」

というそんな彼の想いが反映されたものだろう。

HIPHOPといえば海外のものというイメージを吹き飛ばす、日本発の独自のサウンドがここにはある。



・ラララリララロンロン



「この曲ができた時は。コロナ禍で活動ができない今だからこそ、自分たちが見せていけるスタイルを追求していた」

と話す楽曲『ラララリララロンロン』。


この曲を聴いて今までの音武者のサウンドをそのまま鳴らすだけではなく、

大きく影響を受けているHIPHOPサウンドも織り交ぜながら、そこにレゲエ的要素やパンクサウンドプラスしていくのを感じる。

そしてそんなサウンド感の中で描かれているのは「難しい事を考えずにいこうぜ」というメッセージだ。


「コロナ禍で家にいなければいけない時に、メンバーみんな溜まっていた部分が爆発して出来た」

というのが納得できるのは、この楽曲の中に弾けたような爆発力が感じられるから。

その弾けたムードにのって、ストレスや暗い感情を吹き飛ばせる1曲。




「今が音楽的な思春期だと思っている。カッコいいと思う音楽をどんどん吸収していきたい」という彼ら。

「金持ちになって女もたくさんいて、ランボルギーニを買う。そんなロックスターになりたい。

メンバー全員でランボルギーニに乗って渋谷を爆走したい」という、その活動を通しての、

ある意味クラシカルな夢も明かしてくれた。


2021年12月には、クアトロでワンマンライブを開催予定。
参戦すればきっと年末に、一年のストレスを吹き飛ばすことが出来るだろう。
そうして、すっきりした気分で翌年を迎えるのがおすすめだ。