声、歌、音楽を生業にする。活動のメインは配信アプリ『Spoon』。
顔出しをせずに配信ができるというところに魅力を感じて始めたが、やっていくうちにアプリ内で様々な出会いがあったり、かなり早いタイミングで結果が出て反響も大きくなったりして、結果的に現在は歌い手専業として活動中。
ちなみにレパートリーは現在1000曲ほどで、Spoonの配信者内でも一番幅が広いと自負する。中でもバラードが得意ジャンル。『Spoon Awards2023 年間優秀賞』『OTONOVA2024 ファイナリスト』
・Complex end - Sora (self cover)
「以前は劣等感が強い性格だった。そういう自分が嫌で、自分をリセットしようと、強くなりたいと思って作った曲。世界中を釘付けにしたいという自分の想いを真っ直ぐな歌詞に投影した。ネガティブな想いがある人たちに少しでも前を向いてもらえるとうれしい」とコメントをくれた1曲『Complex end』。
≪世界中を釘付けにしたくて、きっと 誰かに気付いてほしくて、まだ小さくて 弱い僕だけど。≫と歌う真っ直ぐな歌詞の世界観と、想いの乗った真摯な歌声、ポップでキャッチーでノリの良いサウンド感、上がっていくようなメロディーライン。そこかしこに誰かを元気づけるような要素が感じられて、聴いていて気分が上がる1曲に仕上がっている。
・Happy Spoon - Sora
「Spoonでの配信を始めたばかりの頃は、それがこんなに人生の中心になるとは思わなかったが、今では人生の中心となった。そんな周囲の人たちへの感謝を、歌にしたいと思って作った曲。アプリの中でリスナーと一緒に盛り上がることを目的に作ったということもあって、たくさんのSpoon用語を盛り込んでいる」と話すのは、楽曲『Happy Spoon』。
楽しい気持ちになりたい人は是非、この曲に触れてみていただきたい。
・キラ⭐️スト feat.初音ミク【MV】
「2曲目のシングル。初めてゼロから作詞作曲して作った曲だが、わずか15分くらいでできた。精神的にかなり病んでいたときに作った曲で、聴くだけで自分が元気になれる曲にしようと思った。そのときのありのままの自分が投影されている。これをほんの少しでも聴いたら、その1日が楽しくなるような魔法をかけた曲」。
そんな風に紹介してくれた楽曲『キラ⭐️スト feat.初音ミク』。
サウンドの爽やかな雰囲気と、初音ミクならではの可愛らしく明るい歌声。≪夢と希望 両手に抱えていこう キミのキラキラ 輝く物語を描こう≫と歌うまさにキラキラした言葉たち。それは間違いなく聴く者の心の闇を照らしてくれる。
生きていると何かと辛いことも多い。ましてや昨今の殺伐としたムードは、そんな辛い出来事を必要以上の威力のものにしているといえるかもしれない。でもこの楽曲のように、心を照らしてくれる楽曲もあるのだ。そんなことに、救われる。
今後の展望について質問してみると「現在はイベント出演の機会も出てきたので、いつかライブハウスでのライブも開催したい。目標はアプリ内で一番になること。ただそれだけではなく、もっとアプリの外にも露出して、たくさんの人に聴いてもらいたい」と答えてくれた彼。
心に栄養を届けてくれるようなシンガーは、多いようで意外に少ない。元気をチャージしたい人、心に寄り添ってもらいたい人は、是非この先のSoraの活動をチェックしていっていただきたい。