MOP of HEADはダンスミュージックをバンドで表現する、男女4人組のアーティストだ。彼らのファンは元々クラブ好きが多かったが、若い世代のバンドファンからも現在注目が高まっている。そんな彼らの最新作【Aspiration】は「これぞMOP of HEAD」というような自己紹介的な作品となっている。本作から紹介する2曲は、このバンドの多彩な音楽性を実感できるナンバーだ。






UCARY & THE VALENTINEをフィーチャーした【dear sad big laugher】は、MOP of HEADのダンスミュージックの要素を前面に出したナンバーだ。パワーコードを用いたギターリフというバンドらしいサウンドから始まるが、 ヴォーカルがinする場面で電子音とブリブリのベース音が強調され、本作がダンスナンバーであることを聴き手に意識付ける。一見さり気無いこの切り替えにニヤリとさせられる。一際踊らせたい場面では、直前にスネアドラムを連打することで高揚感を演出するのも忘れない。UCARYのどこか妖艶で、ナイトクラブらしい雰囲気を醸し出す歌声はどこまでも楽曲にマッチしている。「watch me from far away」とリフレインされる歌詞が、聴き手を異空間へと誘う。






続いての楽曲【Good Time】ではヴォーカリストに向井太一をフィーチャー。こちらはよりバンドらしさに焦点を置いたサウンドを楽しめる。 向井太一の男らしくも透明感のある甘い歌声に耳を奪われ、更にクリーントーンのハーモニーが印象的なギターリフが続くことで、一気に楽曲の世界観に引き込まれる。「嫌なことは置いていけばいい そのままいこう」という歌詞で聴き手を煽り、サビでは一際明るいキーボードの音色を加え、楽曲を彩る。「Let me hear say Like it,?like it そのまま? Going your way」とラップ調で歌われるパートではベースのスラップ奏法も垣間見られ、聴き手を刺激することを絶やさない。 ダンスミュージック、という軸を置きつつもどこか叙情的なこの歌物サウンドは見事だ。


本記事の2曲だけでも、このバンドの引き出しの多さを実感して頂けたのでは無いだろうか。そんなMOP of HEADは新作【Aspiration】を引っ提げ、2年ぶりの東名阪リリースツアーを開催する。今後彼らはどこまで世の中を躍らせるのだろうか? 目が離せない。



MOP of HEAD 

ブレイクビーツ、ダブステップ、ドラムンベース、ハウスなどのダンスミュージックをバンドスタイルで表現するアーティストとして成長。タワーレコードの超人気キャンペーン【踊るロック】にフィーチャーされるなど、ダンスロックシーンからの注目を集めるなか、【FUJI ROCK FESTIVAL】【SYNCHRONICITY】【COUNTDOWN JAPAN】など様々なフェスに出演を果たす またイギリスBBC Radio 1のNo.1 DJ、Gilles Petersonや☆Taku Takahashi(m-flo)などの人気DJ達もいち早く反応し、Gilesの看板番組【WORLD WIDE】や、☆Taku Takahashi主宰のインターネットラジオ【block.fm / TYC Radio】等、自らの番組やパーティーで頻繁に彼らのトラックをプレイし、DJやダンスミュージック界隈に於いても支持を受けている。 2015年7月には2年半ぶりのALBUM「Vitalize」を発表し話題になりMOP of HEAD完全復活を印象付ける力強い作品をリリース。2016年7月には全ての楽曲にGUEST VOCALを招いた「and Touch You」を発表し今までのMOP of HEADの印象を完全に破壊し、新たなスタイルとしてのMOP of HEADを印象つける。


新作「Aspiration」を引っ提げ2年ぶりの東名阪リリースツアーを開催!!

9月21日(木)大阪Live House Pangea w/ UCARY & THE VALENTINE, SPARK!!SOUND!!SHOW!!

9月22日(金)名古屋HUCK FINN w/ 向井太一, The Skateboard Kids

9月30日(土)東京 六本木 VARIT w/ UCARY & THE VALENTINE, 向井太一

全公演OPEN 18:00 / START 19:00 前売 3,000円 (ドリンク代別途要)

※各会場ゲスト有り プレイガイド発売—6月3日 (土)

『Aspiration特設ページ』

http://mopofhead.com/?p=1461