鈴木千絵は東京を中心に活動するシンガーだ。

プロアーティスト養成プロジェクトであるMESELLBA PROJECT(以下ミセルバ)に参加し、シンガーとしての高みを目指して活動している。

幼少期から歌い踊るアーティストに憧れを抱き、歌手になる夢を持つ。

実現に向けて、2015年から活動を始めて3年目となる彼女は、実績によって階級が変わるミセルバ内で着実を実力をつけ、今ではミセルバを盛り上げる精鋭メンバーのうちの一人となるまでに飛躍している。

ライブハウスでのパフォーマンスや路上ライブに加え、ライブ配信サービスSHOWROOMで「ちえちゃんねる」として配信を日々行っている。

着飾らないキャラクターを持ち、可愛らしいルックスと笑顔を持つ。

そんな彼女の歌声はとても女性らしく清らかで、澄んでいる。 aikoのように心の声が零れたような素朴さや、なめらかなのに軽やかな足取りで音を辿っていくような弾みもある歌声で、呼吸までも歌声のひとつとなって響く。

「誰かの心に常に存在できるシンガー」を目指すという鈴木。彼女が目指し、作り上げる人の心に届く音楽とは? 

鈴木の楽曲3つを通して、彼女の楽曲が心に響く理由を追求したい。



●one way love 


鈴木の楽曲の中でも高い人気を誇るナンバーがこちら。 恋が訪れた時のときめきと恋に頑張る女の子の姿を映した歌詞を爽やかな音に乗せて歌っている。

その歌声がやわらかなファルセットを交えながら囁くように、透き通る風のようにふわりと曲の上を舞うのがなんとも気持ちが良い。

恋をしたことがある人誰もが思うだろう「お願い、私を受け止めて」という気持ちを、最後まで強く願うように残していく。

とまることなく溢れ出す気持ちと素直な淡い恋心を大切に愛でるように歌う鈴木の歌声と、春風を感じるような優しい音色で、きっと良くなっていくであろう未来を心に見せてくれる。



●ポイズンガール


先ほどの「One way love」のようなおしとやかな雰囲気とは一変、こちらはロック感をプラスしたアップテンポな一曲。 鈴木が不意に零した毒を含んだ言葉をきっかけに作られたという。 繊細な声が甘い毒を吐くように言葉を紡いでいくところに、他楽曲のふんわりとした鈴木と違った一面を知ることができる。

こういった曲だが、けして荒々しく叫ぶことはなく。元来の透明度やしなやかできれいな声をそのままに、内に秘めた棘を静かに見せている。 

どんな可愛くておとなしい女の子も実は奥底に尖った棘を持っているのだと、女の子の魅惑の一面を感じることができる楽曲となっているだろう。



●僕が作る景色、君に見せたい未来


ミセルバからリリースされているこちらは『MESELLBUM 2』に収録されている。

ピアノの旋律から広大な世界の扉を開いたように盛り上がりを見せる展開が、とても華々しい未来を示唆している。 

今の気持ちを等身大に表現したメッセージ性の強い歌詞にも注目したい。 

ありのままの自分で、今を、そして未来を強く生きたいという意思と、ファンのみんなと未来に向けて一緒に歩んでいきたいという気持ちを言葉に並べた歌詞を、真心を込めて歌い上げている。 

優しい声色なのに、こんなにも芯が強く、真っ直ぐ。そんな鈴木の姿に心を打たれる曲となっているだろう。 

聴いている人の心まで、真っ直ぐに届けたい。 そう伝えるかのように、広い世界を残したままアウトロに繋ぐところにも、これからの彼女の進むであろう輝かしい未来を感じることができる。


いかがだっただろうか。

現在、鈴木の音楽は後半でご紹介した『MESELLBUM 2』をはじめ、iTunesやAmazon、レコチョクといったデジタルサービスを介して試聴や購入ができる。

その他、ストリーミングサイト・SpotifyやLINE MUSICでも聴くことができる。

また、ぜひとも路上ライブなど彼女を直に見ることができる機会に足を運んでいただきたい。

鈴木とファンが繋がる”ちえの輪”がこれからもっともっと、広がる未来を願っている。


【ライブ情報】

鈴木千絵 2nd One Man Live″よりどころ″

日にち:5月13日(日)

場所:方南町Mboxx

OPEN:17時00分 START:17時30分

チケット:¥3000(1D別¥600)

プレイガイドチケットはこちら→ https://mt.tstar.jp/cart/events/14602?performance=72812


【Twitter】@chie_s516