千里-chisato- 誰かの想いとリンクし照らす歌

岡山県里庄町出身のシンガーソングライター、千里-chisato-。

2013年にOMS(※現 Voice Music Entertainment)に所属し、本格的に活動を開始。現在ではメジャーアーティストとの共演、TVCM 楽曲提供・出演、ラジオパーソナリティ、映像制作など幅広く活動を行っている。2016年12月にリリースした3rd mini Album『RAINBOW』は、TSUTAYAランキング J-POPのデイリーランキングで13位にチャートイン。

2018年には4th Single『祈りそして願う』がアメリカのiTunesチャート〈J-POP 部門〉で、36位にチャートイン。この楽曲は2018年に甚大な被害をもたらした"⻄日本豪雨"の復興支援ソングとして制作し、千里の想いに賛同した同郷のシンガーソングライター"藤井風”がピアノアレンジを担当している。

・toriko / 千里-chisato-(Official Video)

2023年2月23日にリリースされた5th mini Album『Reborn「C」』の収録曲。

こちらの楽曲は、その歌声や歌詞の世界観に、愛しさと切なさが感じられるバラードナンバー。感情の込もった深みのある歌声と、共感できる歌詞の世界観によって、いつかの自分、あるいは今の自分がリンクするという人も多いのではないだろうか。

この楽曲が収録されている5th mini Album『Reborn「C」』は、2014年にリリースした1st Albumが完売し、CDをもう一度プレスするか悩んだ時、せっかくなら大人になった今の自分でもう一度この作品と向き合い皆さんに届けたいと思い制作された。

2019年ぶりにCD盤を制作するという事で『お守りがわりになるような作品にしたい』という想いも込めて、アルバムのアートワークなども大枠は千里自身で考え、デザインの一部に”月”のマークが取り入れられている。その経緯については以下のように話してくれた。

「思い悩んだ時や、ふとした時に夜空を見上げ”月”に惹かれることがすごく多かった。そこで、月について色々な事を調べているうちに“月”は”生命”に強い影響を及ぼしていると知り、このCDも手に取っていただいた方の”生きる力”になってほしいと思い”月”のマークを取り入れた」

アルバム全体としては、ピアノのアレンジからスタートし、そこにギターやドラムを追加。千里自身も数曲ピアノアレンジを一緒に進めていき、さらにコーラスを重ね、原曲とはまた違った雰囲気で、大人っぽくも優しさ溢れる珠玉の7曲が収録された今作が完成した。

・祈りそして願う / 千里-chisato-【Official Video】

「2018年、⻄日本豪雨があり、いつもの見慣れた風景が日常ではなくなった。しかしその数日後、目の前に虹が現れた。その虹を見て、『こんなに辛い思いをしているときに、何でこんなに綺麗なものが現れるのだろう』と感じ、今まで見てきた虹とは違う、特別な虹に見えた。そこで、アーティストとして災害・被災者の皆さんに歌を届けることが使命なのではないかと思った」と話す彼女。

この作品『祈りそして願う』は、千里の思いに賛同した同郷のアーティストである藤井風をピアノアレンジに迎え一緒に制作した作品だ。繊細かつパワフルで、まさに祈り、願うような想いが感じられる、ピアノの音色と歌声。≪当たり前に過ごした日々がきっと一番幸せさ≫≪強く生きてけるように祈りそして願う≫と歌う歌詞の世界観。

それらは弱った心に確かに寄り添いながら、そっと立ち上がらせてくれる。自然と心に染み入る1作だ。そんな同作については、以下のようにも話している。

「岡山は晴れの国と言われていて、災害も少ない。でも、このようなことがあって、普段考えないようなことを考えさせられた。そのタイミングで藤井風くんと出会い、この作品が生まれた。現在2023年、一見復興しているところはあるけど、いつまでも忘れちゃいけないと思う。自分の人生の中でもすごく大切な楽曲」

・I am･･･ / 千里-chisato- 【 Official Video 】