2011年に京都で結成されたロックバンド・LINE wanna be Anchors(ラインワナビーアンカーズ、)通称ライワナ。現在はVo.&Gt.阿部将也、Gt.野澤タクマ、Ba.香西雄介の3人を正規メンバーとして活動している。1st single『アンチヒーロー』のリリースから瞬く間に2000枚ソールドアウトを達成し、MINAMI WHEELなどの大型イベントにも多数出演するなど、現在のバンドシーンの中でその存在感は着実に大きくなってきていると言えるだろう。

彼らの音楽の最大の特徴は、歌謡曲のエッセンスを多分に含んでいるところだ。阿部のハスキーなボーカルを活かした艶やかな歌メロは、椿屋四重奏やGRAPEVINEなどに影響を受けているというのも納得のメロディセンスが発揮されている。そこに王道の邦楽ロックのコード使いや耳に残るリードフレーズが折り重なって、「歌謡ロック」というジャンルがより現代的な形へと昇華されている。
邦ロックらしい疾走感や若さと、耳に残るメロディアスな響きを融合させた、2010年代後半だからこそ生まれた新たな「歌謡ロック」の形。そんな確固たる個性を持ったLINE wanna be Anchorsの楽曲たちを聴きながら、その魅力を体験していこう。



●欲望麻薬




はじめに紹介するのは、会場限定シングルとしてリリースされ、2017年11月には3rd mini Album『Braille』にも収録された「欲望麻薬」のMVだ。2018年3月15日に配信リリースがはじまったハイライトアルバム『Suspense』にも収録されるなど、LINE wanna be Anchorsの代表曲的な位置づけとなっている。 

イントロから渋いリードギターのメロディが印象的なこの曲は、リズムや曲展開にも歌謡曲のエッセンスがしっかりと染み込んでいる。セクシーで艶やかなボーカルも合わさったサウンドは、まさに「歌謡ロック」の名がふさわしい。 刺激的なタイトルやどこか気だるげな歌詞のストーリーも合わさって、大人の色気が漂う一曲となっている。 

人気YouTubeチャンネルの「パオパオチャンネル」とコラボしたMVも見どころのひとつだ



●人生




次に紹介する「人生」は、3rd mini Album『Braille』のリードトラックだ。先ほどの「欲望麻薬」と比べると、邦ロック色の強い疾走感あふれる曲調の一曲となっている。 

8ビートのリズムと王道のギターロックサウンドの中にも、コード進行やボーカル阿部の歌い方にオリジナリティが感じられるこの曲。「人生」というストレートなタイトル通り、歌詞ではただ「生きる」ということをまっすぐに歌っているのが印象的だ。 

ただただ走り続けて生きていく。そんな「人生」のとらえ方にハッとさせられる、LINE wanna be Anchorsの中でも屈指の名曲だ。 


 艶やかな歌謡ロックのテイストをベースに、スタンダードながらも独自の音楽性を輝かせるLINE wanna be Anchors。

2018年はそんな自分たちの色をさらに強めていくことを目標にしているそうで、さらなる成長を予感させる彼らの音楽に今から期待が高まる。 2018年4月23日には主催イベント「TOKYO SYNDROME」の開催も控えている彼ら。同じく独自色の強い音楽性で話題の「鳴ル銅鑼」を迎えたこのツーマンライブは、彼らのファンなら必見の重要イベントだ。 さらに、新年度からは東京に拠点を移すことも発表されていて、その活動はさらに加速していくのだろう。 快進撃を続けるLINE wanna be Anchorsがこれからどんなアクションを見せるのか。公式HPやTwitterをチェックして、いち早く情報をつかんでいこう。



【ライブ情報】

2018年4月23日(月)@東京都・下北沢SHELTER

LINE wannna be Anchors presents 『TOKYO SYNDROME』


出演:LINE wannna be Anchors / 鳴ル銅鑼

時間:OPEN 19:00/START:19:30

料金:前売り\2500/当日\3000(+1D)

チケット:手売りチケット/e+


【リリース情報】

配信限定アルバム『Suspense』

2018年3月15日リリース!


■収録曲 

1.欲望麻薬 

2.蝕み 

3. No.2 

4. B with U 

5.愛の堤防 

6. ERROR 

7.はじまりのうた 

PDMC-0002 ¥1650(tax in)


【公式HP】http://www.linewannabeanchors.com/

【Twitter】https://twitter.com/LINE_info