2015年に結成されたアイドルグループ・ラストクエスチョン。

ゲームをコンセプトにしている彼女たちは、メンバー3人に「勇者」「盗賊」「魔導士」の役職を割り振り、ファンは「パーティ」、物販は「道具屋」、チェキは「セーブ」、ライブは「冒険」と呼ぶなど、徹底した世界観づくりが特徴だ。

確固たる個性を持ったアイドルとして、メンバーチェンジも経験しながら着実に活動を続け、これまで数々のワンマンライブも成功させてきた彼女たち。

その楽曲やライブパフォーマンスも、まるでゲームのように爽やかな雰囲気と若々しい熱さがあふれるものになっていて、楽しくもどこか懐かしい青春の風を感じさせてくれる。

そんなラストクエスチョンの魅力を体感するために、実際にその楽曲を聴いていこう。



●遠い橋まで



「遠い橋まで」は、ラストクエスチョンの代表曲としても知られる、ちょっぴり切ないミドルナンバーだ。

浮遊感あふれるゆったりとしたサウンドと、その中で鳴り響くゲームのようなピコピコしたシンセが印象的なこの曲。メンバー3人の歌い方もしっとりと落ち着いたものになっていて、サウンドと合わさってセンチメンタルな雰囲気を生み出している。 歌詞の描く情景も相まって、大騒ぎした夜が明けて静かで爽やかな朝が来たときのような、ゆっくりとした清涼感の流れる一曲だ。

ラストクエスチョンのメンバーたちの日常を切り取ったMVも印象的で、ごく普通の「女の子」としての彼女たちの一面に触れられる作品に仕上がっている。



●Proceed



ラストクエスチョンが現在の3人体制になってからの初のシングル曲「Proceed」。 こちらは先ほど紹介した「遠い橋まで」とは打って変わって、疾走感あふれるロックナンバーとなっている。

J-ROCKらしいサウンドの中にもレトロなゲームBGMのようなピコピコ音がアクセントに取り入れられていて、ラストクエスチョンの世界観をしっかり感じさせてくれる。 歌詞では「私はずっと歌い続ける」といった力強いメッセージが歌われていて、事務所からの独立やメンバーの脱退といった困難を乗り越えて、3人の「ラストクエスチョン」として進んでいく彼女たちの決意がうかがえる一曲だ。

ラストクエスチョンの新しい「ゲーム」のストーリーの始まりを告げるこの曲は、これからの彼女たちを象徴する一曲になっていくだろう。 これまで「ゲーム」という軸をもって確固たる世界観を作り上げてきたラストクエスチョン。


2018年4月にはそのコンセプトを「ゲーム」というより大きなものに変更し、さらなる発展を予感させてくれた。

2018年11月の「現体制になってからの1周年」も見えてきて、これから彼女たちがどんな活躍を見せてくれるのか、期待はどんどん高まっている。

ラストクエスチョンの世界観が気になった方は、その公式HPやTwitterで彼女たちについてより深く触れていこう。


【公式HP】http://last-question.com

【Twitter】https://twitter.com/question_idol