• muevo
  • muevo voice
藤林里佳 ━━ 鋭い衝動を歌に変えて描き出す、若き歌謡ロックシンガー

藤林里佳 ━━ 鋭い衝動を歌に変えて描き出す、若き歌謡ロックシンガー

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回はシンガーソングライター、藤林里佳の登場です。


「女性シンガーソングライター」と聞くと、爽やかな楽曲や甘い歌声、可愛らしいルックスのアーティスト像が思い浮かぶ方も多いのではないだろうか。藤林里佳は、そんなステレオタイプな女性SSW像とは真逆の路線を行く、硬派で鋭い魅力をもった「ロックミュージシャン」だ。

「歌謡ロック」の影響を色濃く感じさせながらも、現代的な軽快さ、キャッチーさも併せ持っている彼女。その楽曲はバンド色が強く、昔ながらの邦楽ロックが好きな層なら、間違いなく突き刺さってくるものを感じられるだろう。

その世界観のバックグラウンドには、自身へのコンプレックスなどもあり、背負ってきたものを表現の力に変えて生み出される楽曲は、真に迫ってくる説得力を感じさせる。 シンガーソングライターとしてだけではなく、「初期の藤林里佳」という名義でバンド編成のライブをすることも多い藤林里佳。まさに、歌謡ロックの新しい王道を進む期待の存在といえる。



●週刊らぶ/初期の藤林里佳


「週刊らぶ」は、藤林里佳の現時点での最新作となっているミニアルバム「週刊らぶ」の表題曲だ。

乾いたギターのストロークから始まるイントロ、シンプルなバンドサウンド、その中心で主役を張る、艶やかでハスキーな女性ボーカルの歌声。「古き良き歌謡ロック」の趣が高い純度でかたちになった、ストレートなロックナンバーだ。

90年代風のエッセンスを感じさせながらも、歌のメロディラインや全体のサウンドメイクには、20代前半ならではの現代的なセンスが表れている。そして何より、ごく普通の日常の風景の中に焦燥や諦めを見出して吐露した歌詞は、現在進行形で毎日に息苦しさや退屈さを感じている若者世代の心を、まっすぐにわしづかみにしてくる。

昔ながらのJ-ROCKを鳴らしながらも、間違いなく「今を生きる20代」の感情を描いた一曲だ。 



●シーヘヴン/初期の藤林里佳 



2017年2月にリリースされたシングルの表題曲「シーヘヴン」。

軽快な裏打ちのリズムと哀愁漂うメロウなサウンド、そして藤林里佳のメロディアスなボーカルが印象的なこの曲は、くり返し聴くたびに歌詞とメロディがじわじわと脳裏に刻み込まれていくような、味わい深いミドルナンバーだ。

詩的で抽象的な歌詞も魅力のひとつで、「シーヘヴン」というタイトルにもなっているキーワードを中心に、藤林里佳の感性が生々しく表現されている。

レコーディング風景を撮影して、ひとつの作品が出来上がっていく過程をかたちにしたMVにも注目だ。8月からJOYSOUNDで全国カラオケ配信開始。



成熟した歌謡ロックのサウンドと、20代らしい若々しい勢いや感性が絶妙なバランスで成り立って、独特の魅力を生み出している藤林里佳。

「音楽で売れたい」という直球ではっきりとした目標があるという彼女だが、その音楽や世界観は、これからの邦楽ロックシーンの中で、確かな存在感と個性を作り出していくポテンシャルをもっているのではないだろうか。

藤林里佳がこれからどのように進化していき、音楽界にどのように切り込んでいくのか、今から期待が高まる。その活動をチェックして、さらなる躍進に注目していきたいアーティストの一人だ。



そして今回の記事では、2018年5月11日(金) 下北沢シェルターで行われた1stワンマンライブについて直接お話を聞いた。 



━━まず気になったのがライブのタイトルなんですが、『初期のワンマンらぶ』にはどんな意味が込められてますか?  


普段は『藤林里佳』という名前で活動しているのですが、バンド形態の時は『初期の』がついて『初期の藤林里佳』という名前になるんですよ。

なんで『初期』かというと、サポートメンバーが大阪にいるのですが、バンド名考えなきゃとなった時に、ギターの音が初期のロックを思わせる音を出していて、そこから付けましたね。

今回のライブでも『初期』というのは絶対付けたくて。 あとは最近『週刊らぶ』という曲を出してそこに引っ掛けて『らぶ』を付けました。 漢字、カタカナ、平仮名を全部入れたくてこのタイトルにしましたね。



━━ 今回初めてのワンマンライブということで、やろうと思ったきっかけは?


今までブッキングでライブすることが多かったのですが、ずっと違和感を感じていて。 だんだんワクワクしなくなってきたんです。やっぱり自分で選んだ方とライブするわけでもないので。

自分の全力を出せるライブをしたいと思った時に、ワンマンをやってみたいと思いつきで決めたんです。 なので準備期間もかなり短かったんですよ。 ワンマンだったら自分のワクワク感を100%形にできるのではと思いましたね。



━━ 実際やってみていかがでした?


正直、今迄で1番自由なステージになったのですが、それに負ける事なくお客様がついて来てくれてて。本当最高でした。



━━ お客さんの反応はどうでしたか?


遠方からわざわざ来ていただいた方もいらっしゃいましたし、あとは意外と女の子が多かったのが嬉しかったですね。




━━ 今までは男性ファンが多かった?


そうですね。ただ『週刊らぶ』という曲を出してから女の子が増えて来たように思いますね!



━━ それは嬉しい影響ですね!今回ライブの演出でこだわった点はありますか?


構成を2部にしてみたんです。

最初は東京のサポートメンバーと未発表曲を多く演奏して、その後は大阪のサポートメンバーとA面曲を演奏しましたね。 今まで大阪のメンバーとやっている印象が強かったので、東京の新しいメンバーとも『初期の藤林里佳』を作り上げるためにこのようにしてみました。あとは衣装にもこだわりましたね。2部とも違う衣装にしてみました。






━━ 今後の活動の抱負についてお聞かせください!


今後はバンド形態をメインに活動していきたいと思っています。 やっぱり一人じゃないっていうのは大きいですね。音も迫力が違いますし。 どういう活動をしていくかは現在模索中なのですが、他人の抜け道を行ってみたいですね。 本気の熱量でやってるバンドになっていきたいです。



━━ ありがとうございました!


【公式Twitter】https://twitter.com/shiyabajifu

【Instagram】https://www.instagram.com/likafujibayashi/

【グッズ通販】https://fujibayashi.theshop.jp

カテゴリ一覧