関東を中心に活動するアーティスト・にしちー。
中学、高校で吹奏楽部に所属し、学生時代のほとんどを音楽と共に過ごす中、15歳のころから仮歌やレコーディングを始めるようになる。そして16歳には動画サイトに自身のカバー音源を公開。それから作詞作曲に興味を持つようになり、自分で曲を作るようになったという。
高校卒業後は音楽の専門学校に進学し、19歳の時、オリジナル曲「あなたに」がYAMAHA music revolution関東大会で奨励賞を受賞。また、SONY JAM 2nd auditionでは「Squall」で最終審査まで進み、目に見える形で評価を受けるようになった。
現在では、にしちーのYouTubeチャンネルは再生回数が300万回を突破し、チャンネル登録数は5000人超えを記録。
また、自身のセンスを活かして、ホームページやアートワークはもちろん、グッズやMVなどの映像制作にも積極的に取り組んでいる。
ハスキーながらも儚げで、透明感のあるにしちーの歌声は正に「綺麗」という言葉そのもので、持ち前の表現力の高さと切ない歌詞と共鳴し合う。10〜20代を中心とした若い女性を中心に人気となりつつあるにしちーについて、彼女がリリースしたファーストアルバム『星の一日』の楽曲を元にお伝えしたいと思う。
●〈再公開〉にしちー - Squall(Lyric video)
彼女の名刺代わりとなる楽曲「Squall」は、にしちーの歌声の魅力がふんだんに詰め込まれている。
ハスキー混じりの透明な歌声は、どこか寂しげな空気をまとい、切なく響く。
不安定なメロディを歌う繊細なその声はとても儚く、解き放たれてはしゅわしゅわと消えていくような絵的な美しさがある。また、細い身体をしならせて発するような弱々しいビブラートがとびきり切なくて、泣きそうになってしまうほど。誰かの孤独にそっと寄り添うような、優しさとやわらかさ、そして無駄な色のない純粋な心。すべてを持ち合わせたにしちーの歌声は、一言では言い表せない感情を巧みに声に乗せるのだ。
そして、繊細な歌声で紡ぐのは、詩的な歌詞と幻想的な世界。
スコールに例えるのは、悲観的なものではなく、きらめく美しい景色やいとおしい二人の思い出だ。雨露に濡れた世界の輝きに目が眩んで、光で満ちた美しい景色をイメージさせる歌詞の描写は、日常的な景色を彷彿とさせながらも、幻想的で特別な場所へ誘ってくれるようだ。雨を暗く悲しいといったマイナスの意味ではなく、“希望”や“愛”が降り注ぐ光の雨として、例えている。この詩的な表現にも、にしちーの美的センスの高さが感じられるだろう。 そんな彼女の感性が最大限に発揮された一曲である「Squall」。この曲を聴けば、にしちーの特徴と良さが伝わるはずだ。
●にしちー1st Album「星の一日」〜全曲つまみ食いトレーラー〜
こちらは、今年1月にリリースされたファーストアルバム『星の一日』をダイジェストでまとめたトレーラー動画。全10曲+ボーナストラックのボリューミーな作品となっている。
静かな歌が似合う印象のにしちーの歌声が、七色に変化する様を堪能できるだろう。
軽やかなテンポで可愛らしく歌う「夜が歩く」や、ハリのある声で犬視点の世界を歌う「犬になれたら」、甘くてとろけるようなキュートボイスを全開にした「Baby Baby」と、にしちーの澄んだ歌声が、大人っぽい艶を含んだり、子供のような可愛らしさを見せたりと、表情を豊かに変えていく。それぞれの楽曲で、空気感ががらりと変わり、色々なにしちーを楽しむことができると同時に、彼女のポテンシャルの高さが伺えるだろう。
物悲しい歌はとびきり切なく、ハッピーな歌はとことんハッピーに歌う。それがにしちーのスタイルであり、彼女の表現力の高さの理由である。
若い女性の心の片隅に寄り添うにしちーの楽曲には、誰もが抱える不安や喜びを様々な視点から描き、身近に寄り添いながらやさしく包み込んでくれるあたたかさがある。心温まるにしちーの音楽は、多くの女性を幸せにするだろう。 これからの活躍が期待されるにしちー。ついに、ファーストワンマンライブを開催することが決定した。
こちらは11月17日に横浜・O-SITEで行われるので要チェック。彼女が新たな一歩を踏み出す瞬間を、ぜひ多くの人に見届けてほしいと願う。
【リリース情報】
1st album 「星の一日」
M1.星を拾う
M2.フローリング
M3.夜が歩く
M4.あなたに
M5.犬になれたら
M6.Squall
M7.ラブストーリー
M8.北区のあなた
M9.1020
M10.Baby Baby
+ボーナストラック
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【Twitter】https://twitter.com/nishichiii