Vo.CHISA、Gt.将吾、Ba.RIKITO、Dr.HALの4人によるビジュアル系バンド「アクメ」。

2017年5月に結成された彼らは、活動から1年で瞬く間にその知名度を上げて、ビジュアルバンドシーンで注目される存在になっている。

「架空の世界の不良少年」をコンセプトに、ファンタジックでキャッチーな世界観と、青春の疾走感あふれる楽曲で人気を集めているアクメ。「頂点・絶頂」を意味するバンド名のとおり、突き抜けた熱量でこれまでの1年を突き進んできた。

作品発表もハイペースで行われていて、2017年8月にリリースされたミニアルバム「SENKOU」が既にメーカー在庫完売となり、その後も1stシングル「マグロ解体チェーンソー」、2ndシングル「ROTTEN ORANGE」など、順調にリリースを重ねてきている。さらには映画「名前のない女たち うそつき女」の主題歌に「CALL MY NAME」が起用されるなど、若手バンドとしては異例の快挙も成し遂げている。

2018年5月には結成一周年を記念した初のワンマンライブも成功させ、その快進撃はとどまることを知らないアクメ。そんな彼らの音楽を実際に聴いて、そのパワーを体感してみよう。



●ROTTEN ORANGE 



アクメの2ndシングルとして注目を集め、彼らの代表曲のひとつとなっている「ROTTEN ORANGE」。日本語で「くさったミカン」という、ある名作青春ドラマの名言を冠したこの曲は、彼らのコンセプトでもある「不良少年」や楽曲のテーマの「青春感」が表れたロックナンバーだ。

イントロからラウドなサウンドと、激情を爆発させたCHISAの歌声が印象的なこの曲。激しい2バスのドラミングやエモーショナルに歪んだ弦楽器隊のアンサンブル、鋭く吠えるシャウトボーカルなど、全体的にずっしりと体に響いてくる。

そんな重たいサウンドながら、どこかキャッチーでアッパーな曲調に思春期の焦燥感をそのまま吐き出すような疾走感がのって、頭から離れなくなるキラーチューンだ。



●マグロ解体チェーンソー



タイトルにかなりのインパクトがある「マグロ解体チェーンソー」は、アクメの1stシングルになった一曲だ。

アクメらしいどっしりしたラウドな響きはそのままに、和風のテイストが織り交ぜられたサウンドが特徴のこの曲。さらに、カリスマトップ店員として有名な「せななん」とアイドルユニット「棘」のメンバー「りんぷもら」がコーラスとして参加していて、エモとポップ、キャッチーとアブノーマルがごった煮になった、カオスな空気が生み出されている。

濃すぎるハイテンションな世界観だが、不思議と見ているうちにクセになってしまうような魅力が感じられるアップナンバーだ。

さらに、曲の世界観をそのままの濃度でぶちまけた、良い意味で無秩序なMVの映像世界も注目ポイントとなっている。


ビジュアル系バンドとしての世界観でも楽曲の個性でも、確かな実力を見せてたくさんの人の心をつかんできたアクメ。

主に若い女性を中心に着実にファンを増やしている彼らだが、これからは男性ファンなどこれまで以外の層にもアプローチをかけ、さらに支持を集めていくことが目標だという。 2018年8月には全曲新トラックとなる1stフルアルバム「絶唱謳歌」のリリースも控えており、注目度がこれからさらに高まっていくのはもはや必然となっている。

アクメがどんな躍進をとげていくのか、公式HPやTwitterでしっかりとチェックしていこう。


【公式HP】http://acme-official.com

【Twitter】https://twitter.com/ACMEOFFICIALJP