YouTubeに有名楽曲のカバー動画を多数公開して話題を集め、特にRADWIMPSの「なんでもないや」のカバーが3700万再生を突破したことで注目度を高めてきたシンガー、宇野悠人。

そして、俳優としてミュージカル「テニスの王子様」などに出演して注目され、それと並行してシンガーソングライターや自身主導のポップユニット「三ツ星サラバ」、そして作・編曲家として音楽活動もくり広げてきた平牧仁。

アーティストとして異色の経歴を持つこの2人によって結成されたのが、音楽ユニット「シキドロップ」だ。

『巡る四季のように人生の様々な瞬間を彩る音楽』をコンセプトに持つ彼らの音楽は、宇野の儚くも真っすぐな歌声と平牧の表現力豊かなピアノサウンドが合わさって、繊細でストーリー性のある作品に仕上がっている。

その楽曲の魅力を知るためにも、まずは彼らの作品を体感してみてほしい。ここからは、シキドロップの楽曲を実際に紹介していこう。



●ホタル花火 



まず聴いてほしいのは、シキドロップの最新公開作となっている「ホタル花火」だ。

ホタルと花火、どちらも切ないひと夏を感じさせるワードがタイトルに並んだこの曲は、最新のEDMなどの先鋭的な要素を含んだ幻想的なサウンドの中で、普遍的な叙情を生み出すピアノ、そして宇野悠人のストレートに感情を吐露するナチュラルボイスが合わさって、センチメンタルなストーリーを描いている。

華やかで明るいだけではなく、時には胸をギュッと締めつけられるような切なさ見せる「青春時代の夏」という時間。誰もが通過する・どこにでもあるそんな季節を、特別でドラマチックな物語へと昇華させた、叙情的なポップナンバーだ。

聴いているうちに、頭の中にはホタルや花火の光が散りばめられて、夏の夜の涼しい風を感じられることだろう。



●おぼろ桜 



次に、シキドロップ結成当初に公開された記念すべき一曲「おぼろ桜」を紹介したい。

先ほどの「ホタル花火」が夏の曲だとすれば、こちらは春を描いたバラードナンバーとなっている。その歌詞は散っていく桜に離れていく大切な人を重ねていて、春という季節の「別れ」の側面にフォーカスをあてているのが分かる。

桜が舞う美しい景色も、一人で見れば、どこか寂しくて切ないものに映るだろう。まして、「同じ冬に吹かれ」るほど最近まで隣に温もりを感じられる存在がいて、それを失ったばかりだとすると尚更だ。

この「おぼろ桜」では、そんな失恋の悲しみが、詩的な表現で静かに繊細に描かれる。「恋の終わり」はこの世界にありふれている出来事かもしれないが、そのひとつひとつにこんな揺れ動く感情が込められ、ドラマを生んでいるんだと感じさせられる。

ポップミュージックとして突き詰めることで「失恋」という普遍的なテーマに新たな感動を込めた、稀代の名曲と言えるだろう。


シキドロップの楽曲には、聴き心地のいいキャッチーなメロディと詩的で幻想的な唯一無二の個性が両立し、そこに宇野悠人のナチュラルボイスと平牧仁の表現力豊かなサウンドが合わさって、新しい世界観を確立している。

このあふれるセンスをもって、彼らがこれから邦楽シーンの中でますます大きな存在になっていくことは間違いない。

2017年12月の結成当初から2018年11月3日にワンマンライブを開催することを発表しており、その記念すべき日も着実に迫ってきているシキドロップ。この日は間違いなく、彼らの活動の歴史に刻まれる重要な一日となることだろう。

シキドロップの世界観を生で体感するためにも、是非この日のライブに足を運んでみてほしい。


【オフィシャル ホームページ】shikidrop.com

【Twitter シキドロップ】 https://twitter.com/shikidrop4

【Twitter 宇野悠人】https://twitter.com/uno_yuto

【Twitter 平牧仁】https://twitter.com/jin_hiramaki226


【イベント情報】

シキドロップ 1stワンマンLIVE『シキハメグル』

・日時:2018/11/03(土)

・場所:shibuya duo MUSIC EXCHANGE

・OPEN 16:00 / START 17:00

・前売り¥3,500 / 当日 ¥4,000(+1drink)

・チケットぴあ http://w.pia.jp/t/shiki-t/

・ワンマンLIVE特設サイト https://1103duo.shikidrop.tokyo/