佐賀県・唐津からやってきた5人組バンド・たんこぶちんが、今アツいらしい!

たんこぶちんは、MADOKA(Vo&Gt)、YURI(Gt)、NODOKA(Ba)、HONOKA(Dr)、CHIHARU(Key)の5人で活動するガールズロックバンド。 2007年、同じ小学校に通う5人が集まり、結成された。小学生ながらに上級生がバンド活動をしている姿に憧れ、結成に至ったという。 

中学生になると、数々のコンテストに出場を重ね、TV出演も増え次第に彼女たちの名前は広がっていった。

表だった活動が盛んになっていくなか、2013年にはヤマハ主催の”The 6th Music Revolution Japan Final”にて、見事優秀賞を受賞。

これを機に、同年7月、シングル『ドレミFUN LIFE』で現役高校生ながらにメジャーデビューを果たした。 

同年には夏フェスの代表格” Rockin'on Presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013”にも出演。たんこぶちんの名は、瞬く間に全国に広まっていった。 

自主企画”We are the Girls Band !!!!!”をはじめ、ライブ活動を精力的に行いながら、シングルやアルバムを合わせて8作品をリリースしてきた。 

ライブ活動だけでなく、映画『二度めの夏、二度と会えない君』のヒロイン役にMADOKA(Vo&Gt)が抜擢され、同映画の主題歌、劇中歌をたんこぶちんが担当するという更なる飛躍を見せ続けている。 

今年にはベストアルバムもリリースし、今勢いに乗るたんこぶちん。 

若さ溢れるパワフルなサウンドと、ストレートな歌詞、そしてMADOKAの生き生きとしたボーカルを武器に、バンドそのものを楽しむ彼女たちの音楽には、元気が満ち溢れている。 

なぜたんこぶちんの音楽を聴けば、こんなにも元気が湧いてくるのだろうか? 

その真相に迫るべく、ライブ会場限定として7月17日にリリースされた両A面シングル『プロローグ/大丈夫』の2曲を用いて、解説していきたいと思う。 



●ライブ会場限定シングル『プロローグ / 大丈夫』

 

ベストアルバム後リリースされた今作では、若さ溢れるパワフルな姿勢を最大限に活かしたアップテンポのロックチューンでまとめられている。

「プロローグ」では、躍動感あるリズムセクションに、アグレッシブなギターアプローチ。バンド・アンサンブルを更に華やかに底上げするキーボードが合わさり、まるで閃光がほとばしるように、音がひとかたまりとなって真っ直ぐに駆け抜けていく。

疾走感溢れるメロディに、勇ましいリフを刻み込む。平均年齢22歳という若い女性から掻き鳴らされたとは思えないほどのパワーを感じさせるバンド・アンサンブルには度肝を抜かれるだろう。

そして小学生の頃から楽器に触れているともあって、彼女たちのハイクオリティな演奏力にも脱帽モノだ。よくよく聴けば、どの楽器も複雑なメロディを奏でている。それをなんなく熟す上に、とても気持ちよく響いている。彼女たちの類まれなるポテンシャルの高さもうかがえるだろう。

確かな演奏力がある上で、描くのは曇りなき眼で見定める未来。

自分に偽りなく、正直に生きていきたいと歌うからこそ、ストレートなアプローチでどこまでも真っ直ぐに音を飛ばす。意思の強さが反映された太く真っ直ぐなバンド・サウンドはどこまでも爽快で潔い。聴くだけで、自分の機嫌まで底上げされていくようだ。 バンドならではの音を楽しみ、フル活用するたんこぶちんの音楽には、もう一つ欠かせない元気ポイントがある。

それはボーカル・MADOKAの歌声とメンバー自身が作詞する歌詞にある。

続く「大丈夫」では、深い歪みをまとうギターからはじまり、葛藤や不安を描くように動きや揺らめきのあるメロディと、芯の強いサウンドとメッセージ性を強めるコーラスワークで未来へ進む姿を表現している。この曲で歌うのは、誰もが抱くであろう不安と、「君なら大丈夫」と心強く励ます応援の気持ち。

思春期から大人になっても拭えない「自分が空っぽのような感覚」。確かなものがないからこそ陥る悩みは、年齢では解決されないものだと、リアルタイムに経験してきた彼女たちだからこそ書ける歌詞だろう。

そのリアリティ溢れる歌詞には、解決への具体例は記されていない。しかし、それがたまらなく良いのだ。不安や悩みは言葉で説明できるが、そこから脱却する術は、言葉ではなく気持ち次第。彼女たちは「君なら大丈夫」と、あえて応援の言葉のみで締めくくっている。

だからこそ聴き手は、説教や同情に感じることなく、素直に応援歌として受け止められる。

そのうえ、「自分なら大丈夫だ」と不確かなやる気に満ち溢れてくるのだ。

感覚的に伝えるメッセージ性。彼女たちは歌詞という言葉を介しながら、気持ちを第一に伝えている。

そのメッセージを、真心込めて伝えようと、MADOKAは持ち前の明るくはっきりとした声で歌い上げる。この必死な歌声が、リスナーの心とたんこぶちんの音楽を繋ぐ懸け橋になっている。

この絶妙なバランスこそ、たんこぶちんの魅力なのだ。 


ハイクオリティな演奏力と、何事にも負けないと奮起する力強い歌詞で、聴く人を元気にさせる。それが、たんこぶちんの音楽に宿る力だ。

両A面シングル『プロローグ/大丈夫』は現在ライブ会場で販売されている。ぜひ会場に足を運んでゲットしてほしい。 また、10月からはTANCOBUCHIN TOUR 2018 “RPG”と題して、全国ツアーも開催予定。東京から始まり、最後は東京ワンマン公演で締めくくる盛大なツアーとなっている。こちらも合わせてチェックしてみてほしい。今アツいガールズロックバンド・たんこぶちんを見逃すな!



【ライブ情報】

TANCOBUCHIN TOUR 2018 “RPG”


10月13日(土)東京 eggman  

10月19日(金)広島 BACK BEAT  

10月20日(土)福岡 UTERO  

11月03日(土)名古屋 ell.FITS ALL  

11月18日(日)大阪 Shangri-La   

11月25日(日)仙台 enn 3rd  

11月29日(木)東京 WWW X (ワンマンライブ)


【リリース情報】

両A面シングル「プロローグ/大丈夫」

発売日:2018年7月17日(火)

品番:YMPCD-37 価格:¥1,000(tax incl.)

※ライヴ会場限定での販売となります。

※2018年7月18日(水)0:00~ 各配信サイトでの有料配信、サブスクリプション配信スタート


【HP】http://tancobuchin.jp/s/y03/?ima=0829

【Twitter】https://twitter.com/tancobuchin