東京を中心に全国で活動するミクスチャーバンド、STANDZ。

現実から逃げる音楽ではなく、現実に立ち向かう音楽を、誰にも媚びないスタイルで発信する。


2011年に結成。前身バンドを経て2015年に1st demo『Words & Movements』をリリース。
2018年には1st full album『ONE ON ONE』を発表。


結成10周年を超えた現在も、熱量を込めたリアルな言葉と重くて鋭利なそのサウンドを鳴らし続け、古くからのファンから新しいファンまでも惹きつける。

抉るようなその音楽は、ライブではさらに攻撃力・破壊力を増すというのも特徴の一つ。




・STANDZ - Right now 【MV】



11年前、結成して最初に作った楽曲『Right now』。


「当時からはメンバーもバンド名も変わってしまったが、それでも当時からのファンの方から『また聴きたい』というような声があり再録した」という同作は、2021年12月リリースの2nd FULL ALBUM『TWO FACE』に収録されている。


≪今の日本のメディアの報道 仕組まれた情報≫≪何が正しい 何を信じればいい≫と、今の時代を抉りだすような歌詞と、重たくて鋭くて、さらに疾走感豊かに鳴らされるバンドサウンド。そして魂の叫びのような歌声が心まで一直線に飛んでくるから、それを真正面から受け取りたくなる。そんな1曲だ。


特に現代において、この楽曲を聴いて心に熱いものを感じない人はいないだろう。



・STANDZ - STAY [TWO FACE remix]



STANDZは曲を作るとき、テーマを持って楽曲を作るわけではないという。


「ギターとベースが作曲をして、曲ができたらグループラインにデモが送られてくる。その中にいいと思ったものがあれば歌詞をつけて、それも良ければ制作していく。そのため明確な制作期間やテーマなどはなく、非常にライブ感のある制作になっている。ただ、この楽曲は少しだけ違う。この曲はコロナ禍の最初の頃にちょうど制作されていた。多くのライブが中止となり活動ができない状態の中で、『だからこそ今出さなければならない』と強く感じた」。そうして生み出されたのがこの楽曲『STAY』だ。


≪Stay believe in yourself 過去から今までの何も見えない毎日だとしても≫≪今からだっていい 代えてはならない物のために変わる≫と歌うサビパートには特に、そのときの自身の想いが強く込められている。


その言葉が胸を打ち、その音が色々なものを吹き飛ばしてくれる。光に向かって引きずり上げてくれる1曲だ。


・STANDZ - Empty【MV】



破壊力のあるサウンドの中に、どこかセンチメンタルな空気感を孕む楽曲『Empty』。


それはもちろんサウンドだけではなく、≪随分遠くまでやってきたが迷ってばかりいる 未だ≫≪時は流れて人はかわって 日々が色褪せていく≫≪あの頃のままでまだ変われないって それでもいいって言った人もいた≫と歌うリリックや、それを届ける歌声からも感じられる。


そしてその得も言われぬ感情が、心の奥底までかき分けて届く。思わず何度も聴きたくなる1曲。


ちなみにMVは、Vo. Kazuyaの地元の千葉県館山市で撮影。撮影の2ヶ月前に、大型の台風が直撃し、なんとVo. Kazuyaの家が半壊してしまうという事態になってしまった。そんな未曾有な事態が発生したからこそ、地元愛を込めて地元でMVの撮影を行った。




「なるべく長くバンド活動を行いたい。そのため、“なるべく長くバンド活動をする”にはどうすればいいのか、という逆算をしている。その一環として、自分たちでレコーディングからミックス・マスタリング、映像制作といったように、音楽的なDIYが出来るバンドとして、バンドにまつわることは全て自身たちで行っている」という彼ら。


そのDIYが、熱量や想いの伝わる音の発信に繋がっているということも、もちろんあるだろう。
ぜひこの先も、長く彼の音楽に触れていっていただきたい。


そしてそこから、刺激をうけてもらいたい。