東京を中心に活動するシンガーソングライター・新津由衣。
3歳の頃、ディズニーの世界に魅了された彼女は、女版ウォルト・ディズニーになることを志し、絵本制作を中心にものづくりに励んでいたという。
中学生になると、音楽に熱中しはじめ、得意楽器であったエレクトーンで作曲を始める。その後、彼女のものづくりの欲を音楽に集中させた彼女は、高校生になった2003年、シンガーソングライターユニット・RYTHEMとして、若くしてメジャーデビューを果たす。 8年間にも及ぶ活動を経て、2011年にはソロプロジェクトとしてNeat's名義で活動をスタート。
作詞作曲編曲はもちろん、アートワークやMV制作、絵本制作、ディストリビューションも自ら手がけるなど、彼女が幼少期から夢見ていたものづくりにまつわる仕事を全て実現させた。また、持ち前の斬新な発想を活かし、富士山麓にて自主企画を開催した際は、野外でワイヤレスヘッドフォンを着用したライブを行うという世界初の試みをするなど、個性的な活動の仕方も話題を集めた。
そんなNeat'sの活動には、多くの人気アーティストが参加しており、MONOEYESやART-SCHOOLで活躍する戸高賢史や、インストバンド・te'のドラムを担当するtachibanaなど、豪華な面々と共演を果たしてきた。
様々な活動を経て、2015年より、SEKAI NO OWARIやゆずなどを手掛ける音楽プロデューサーチーム・CHRYSANTHEMUM BRIDGEとタッグを組み、本名である新津由衣を名義として作品づくりを開始した。同プロデューサーが設立した新レーベル・SLIDE SUNSETの第一弾アーティストとして今年7月にファーストアルバム『Neat's ワンダープラネット』をリリースした。
夢と希望が溢れるファンタジーの世界に魅了された彼女が生み出す音楽は、どこまでもひたむきで前向きな、まさに夢を与えるような音楽である。
生きる限り夢を追うこと、夢に憧れてスタートを切ることの大切さ。まるで自分にも命ずるように、彼女は澄んだ歌声で力強く歌う。
華々しい活動経歴を活かしつつも、本来の自分と向き合い再スタートを切った新津由衣。彼女の魅力を、先日リリースされた『Neat's ワンダープラネット』収録曲2曲を通して、見つめていきたい。
●新津由衣「ワンダープラネット」MUSIC VIDEO
リード曲である「ワンダープラネット」は、彼女が幼少期からの憧れをそのままに詰め込んだ、光り輝くファンタジックワールド。新津由衣が描く桃源郷そのものだ。 ま
ずドリーミーな世界を際立たせるみずみずしく光るサウンドたち。 多様なエフェクトを用いて、様々な角度からきらめくエッセンスを加え、夢の輝きに満ちた世界を表現している。気分が明るくなる音選びで、聴いているだけで夢の世界へ誘われるようだ。
そして、ドラマチックな展開にもストーリーを感じる。後半にかけてめくるめく夢の旅が進み、歌詞と共に自ら輝きを持って生きることの素晴らしさを伝えているようだった。 どこまでも爽やかで、晴れ晴れしい音が連なる中、聴こえてくる彼女の歌声はとても澄んでいて、心地よく響く。
「自分の未来は、自分の考えひとつで変えていけるんだよ」そう真心こめて伝えるかのように、ひとつひとつ丁寧に言葉を紡いでは、空に解き放つようにその声を解放していく。 決意と覚悟を込めて、自分の意思を手本に、リスナーに夢を持つことの素晴らしさを伝えようとする彼女の音楽には、誰かの心に寄り添い、そっと肩を抱いて応援してあげるような優しさが込められている。
聴いている人を励まし、ハッピーな気持ちにさせる。そんな魔法のような音楽なのである。
●新津由衣『FLAG...Naked』(Live from 1st album「Neat's ワンダープラネット」)
こちらは、同アルバム収録曲「FLAG」を弾き語りバージョンとしてアレンジしている。「生まれたての歌、メロディーと歌詞が紡がれた瞬間を届けたい」という本人の想いをそのままに、独奏する「...Naked」シリーズの一環だそうだ。
自らの歌声とウーリッツァーの音だけで紡ぐしっとりとした楽曲で、余分な装飾を削ぎ落とすからこそ歌詞の持つメッセージ性がくっきりと浮かび上がっている。 生身の彼女から生み出された素直な歌声と言葉で、先述の曲同様「夢を追うこと」について歌っている。このテーマは今作に込められた大きな核であり、彼女自身の座右の銘でもあるのだろう。
旗を振ることと称して、自ら立ち上がり夢を掲げることの大切さを、その声を振り絞って伝えている。弾き語ることで、そのメッセージは最重視され、どんな音にも負けず、リスナーの元へ届く。何にも邪魔されない透明な歌声で、誰にも惑わされない「自分」を生きろと歌う。言葉の後ろで、ウーリッツァーの音が暗闇に浮かぶネオンライトのように、あたたかな光を放ちだから優しく灯る。
けして夢を押し付けるのではなく、夢や理想を追う人の美しさや素晴らしさを教えてくれているのだ。
話せば笑われてしまうような、可愛らしい夢。いつしか心に閉じ込めて、忘れたふりをしていたこと。しかし、本当の自分をつくっているのは、その部分だと気づく時には、本当に笑われてしまうか外には出せず、再び仕舞い込んで今度こそ忘れようとする。
自分に正直でいることで、何も引け目を感じることなく好きなものに忠実に生きることができる。その良さを、彼女は自らの歌と音楽を用いて、伝えようとしている。
夢を追う人、好きなものを追い求める人にとって、これ以上ない応援ソングとなるだろう。
新津由衣が見せるドリーミーでファンタジックな音楽が集う『Neat's ワンダープラネット』は、現在タワーレコードを始めとしたCDショップや各ショップのWebサイト、配信でも発売中だ。そして、10月にはリリースを記念したワンマンライブの開催も決定している。
現実を生きるための、夢の世界。そのひと時の安らぎと、元気をくれる彼女の音楽を、ぜひ直に堪能してほしい。
【ライブ情報】
『Ethereal Pop 2018〜ワンダープラネット〜』
【日程】2018年10月28日(日)
【場所】代官山UNIT
【開場 / 開演】16:00 /17:00
【チケット】4,500円(税込)+ドリンク代
■Yahoo!チケット販売中!!
http://r.y-tickets.jp/neatsyui1801
■ローソンチケット
8/7(火)12:00〜8/20(月)までプレリク先行が始まります。
受付方法:インターネット
Lコード:73794
【注意事項】
※スタンディング 整理番号付き
※3歳以上有料
企画・制作: SHOW DESIGN INC
【CD情報】
1st album『Neat's ワンダープラネット』
1. Overture
2. FLAG
3. ワンダープラネット
4. 愛のレクイエム
5. Bye-Bye-Bee-By-Boo
6. Unite
7. フローズン・ネバーランド
8. スイム・イン・ザ・ワンダー
9. 月世界レター
10. ホップチューン
11. BIG BANG!
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