一度見たら忘れられない、独特すぎるユニット名を掲げる5人組アイドルグループ「終演後物販卍」。ちなみに、最後の「卍」は読まないという。

2017年7月に「終演後物販」としてスタートしたこのグループは、2017年12月のライブをもって結成メンバーが全員脱退という、衝撃的な形での活動休止を挟んだ。それから約半年後の2018年5月、オーディションによって選ばれた小町まい、黒瀧紗雅、夏芽ナツ、馬都レミ、花音レイナの5人の新メンバーによって、第2期となる「終演後物販卍」の活動が始動。再び話題を集め始めている。

そんな彼女たちの音楽性の特徴は、メロコアやパンクロックを基調とした明るくパンチの効いたサウンドだ。そこに疾走感と爽快感のあるボーカルが乗ることによって、青春の風を感じさせるキャッチーな雰囲気が生み出されている。

同じ作曲家から楽曲提供を受けているということもあり、そこには確固たる世界観が作られている終演後物販卍。早速、その世界観が感じられる楽曲を見ていこう。



●終演後物販卍 デビューライブ映像(2018.05.12) 



こちらは彼女たちが「終演後物販卍」として始動した際の、初ライブの映像だ。

疾走感あふれるオープニングナンバー「Shooting STAR」、第一期「終演後物販」時代からのグループの代表曲「はじめてのチェキ」、伸びやかで開放感のあるパンクナンバー「にちよう18:55のうた~twilight of sunday~」で幕を開けるこのライブは、終演後物販卍のどこか初々しくも堂々としたパフォーマンスが印象的に響く。

MCを挟んで続くグルーヴィなロックソング「Samurai Thank You」、アップテンポに青春感が弾ける「Ok!Baby!」、おどけたようなポップサウンドが印象的な「HERO!HERO!!」、他の曲と同じくポップな明るさを持ちながらもどこかセンチメンタルな「Good bye bye bye」、そして誰もが知っている名曲をメロコアテイストにアレンジした「蛍の光」と、最後まで勢いよく走り抜けるような全9曲が披露された終演後物販卍の初ライブ。

彼女たちのこれからの活動の幕開けにふさわしい、初めてのライブとは思えない名演と言えるのではないだろうか。

可愛らしくも凛としたパフォーマンス、そして本格ラウドロック・メロコアサウンドの楽曲の数々は、アイドルファンのみならず、ロック音楽ファンもおすすめだ。


波乱万丈ともいえる歴史を重ねながら、新たなメンバーになって全身を始めた終演後物販卍。

熱いパフォーマンスと熱い楽曲の組み合わせで、青春感たっぷりの世界観を描く彼女たちは、これからますます注目度を増していくことだろう。

アイドル界でも着実に確固たる立ち位置を作りつつある終演後物販卍の活躍に、要注目だ。


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