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JYOCHO ━━ テクニカルでメロディアスなサウンドが描くのは、淡く幻想的な世界の風景

JYOCHO ━━ テクニカルでメロディアスなサウンドが描くのは、淡く幻想的な世界の風景

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回はJYOCHO(ジョウチョ)の登場です。



ポストロックの影響を強く受けたメロディアスなサウンドで、邦楽ロックシーンに強いインパクトを与えながらも2015年に突如解散したバンド、宇宙コンビニ。その中心にいた超絶テクニカルギタリスト・だいじろーが新たに始動させたプロジェクトが、JYOCHO(ジョウチョ)だ。

2016年12月に京都で本格的に活動をスタートさせたJYOCHOは、まず幕開けとなる1st mini album「祈りでは届かない距離」をリリース。だいじろーのメロディセンスを多彩な音色で磨き上げた音楽性で、宇宙コンビニ時代からのファンをはじめとした多くの音楽ファンの間で話題になった。

さらに、翌2017年の9月には2nd mini album「碧い家で僕ら暮らす」をリリース。このときのレコーディングメンバーであるVo.&Key.猫田ねたこ、Flute.はち、Ba.シンディ、Dr.hatchはその後のライブでもレギュラーとして参加しており、変動型のプロジェクトから固定されたバンドとしての色味を強めた。
2018年3月には1stsingle「互いの宇宙 e.p」をリリースし、表題曲「互いの宇宙」がアニメ「伊藤潤二『コレクション』」のエンディングテーマに起用されたことで、これまでとは違った層にもその名前が知られることになったJYOCHO。その注目度・知名度は、着実に大きくなっている。
そんな彼らの楽曲を聴いて、その世界観に触れていこう。



●pure circle


「pure circle」は、2018年3月21日発売の1st single「互いの宇宙 e.p.」の収録曲だ。
変拍子とハンドクラップ、軽快なクリーンギターのサウンドが印象的なイントロから幕を開けるこの曲は、フルートや鍵盤の音色、ギターとベースの高速タッピング、手数の多いドラムが重なり合って、軽快さとテクニカルさを両立させたアンサンブルが描かれている。
サウンドにはポップスやポストロック、インディーロックの他にケルト音楽などの要素も感じられて、どこかファンタジックで幻想的な情景が連想されるのが特徴だ。
メンバーそれぞれの高い演奏力が高次元で融合して、聴き手を優しく包み込みながらも、たくさんの驚きももたらしてくれる一曲となっている。


●グラスの底は、夜


2nd mini album「碧い家で僕ら暮らす」のリード曲となった「グラスの底は、夜」では、叙情的なメロディや繊細さの中にもエモーショナルな感情の揺らぎが表れたダイナミックなサウンドが、テクニカルなだけでなく熱量のある彼らの一面を感じさせてくれる。
それぞれの楽器のサウンドが際立つようなアレンジが描かれるこの曲は、2作目でプロジェクトとしての個性がより固まり、ひとつのバンドとしての一体感が増したJYOCHOの進化を象徴するような一曲だ。
そこにアルバムタイトルのワードも登場する幻想的な歌詞が合わさって、まるでひとつの物語を見ているようなストーリー性も感じられる。


●互いの宇宙


JYOCHOの最新作「互いの宇宙 e.p」の表題曲となった「互いの宇宙」は、バンドの持ち味であるオーガニックなサウンドや切なげなメロディが前面に押し出された、優しいミディアムナンバーだ。
複雑なリズムセクションやだいじろーの個性のテクニカルなクリーンフレーズ、独特の空気感をもたらすフルートの音色。すべてがぴったりとハマり合って、不思議と涙を誘うような感動すら生み出している。
これからのJYOCHOを象徴する、彼らの代表曲と呼ぶにふさわしい一曲だろう。

作品を重ねるごとに進化を遂げ、その世界観やサウンドの空気感をより深めていくJYOCHO。現代の邦楽シーンにおいて、さらに唯一無二の個性と立ち位置を作り出していくこと間違いなしの注目アーティストと言えるだろう。
これからますます注目度を増していくJYOCHOの活躍は、公式HPやTwitterで逐一チェックしていこう。

【公式HP】http://jyocho.com/

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