2011年、Vo.Gt.神田美咲を中心に福岡で結成されたバンド、モノクロパンダ。結成当初からハイペースな活動を見せた彼らは、翌年の2012年には2枚の自主制作音源をリリースし、YAMAHA主催のオーディションイベント「music revolution」九州ファイナルに出場。その後も数々の大型イベントに出演を果たしながら、ワンマンライブも開催して大規模な動員を達成している。

2015年には活動拠点を東京に移し、アルバムリリースや全国を回るツアーの決行、多数のMVの公開など、ますます精力的に活動してきたモノクロパンダ。2017年には初の全国流通音源となるアルバム「ノスタルジー」をリリースして1か月足らずで1000枚を完売させるなど、バンドとしての大きな飛躍を見せた。
現在この「ノスタルジー」はビクターエンタテインメント内のレーベル「AndRec」より配信されている他、2018年2月には同じくAndRecよりシングル「猫」を配信リリース。続いて2018年7月にはUniversal Music LLCから配信シングル「サイレン」がリリースされた。
話題性が止まないモノクロパンダの音楽性の魅力は、3人のメンバーが作曲を手がけることによる多彩な曲調の変化と、いずれは絵本作家になりたいというVo.Gt.神田の描く、ストーリー性豊かな歌詞だ。
そんな彼らの楽曲を実際に聞いて、その魅力を体感しよう。


●サイレン


2018年7月25日にリリースされ、現時点でモノクロパンダの最新作となっている「サイレン」。
読売テレビ「キューン!」のエンディングテーマにも起用されたこの曲は、ギターロックの王道をストレートに突き進むサウンドに軽快でポップな色味が加わって、ただキャッチーなだけではない、ひと癖あるキラーチューンに仕上がっている。
耳に心地よく響くメロディアスなボーカルにはどこかSFチックで切ないストーリーの歌詞が乗り、色彩豊かな楽器隊のアンサンブルと合わさって、虹色のポップロックワールドが広がる。
そこにほんのりと仕込まれた棘のようなフックも、一筋縄ではいかないモノクロパンダの個性だ。


●金魚


「金魚」は、2017年1月に発売されるやいなや即完売となった全国流通アルバム「ノスタルジー」のリード曲だ。
花火や夏祭りなど夏を表すワードはいくつもあるが、この曲では「金魚」という独特のアイコンがテーマに選ばれている。その歌詞で描かれるのは、花火の光の中で人間に恋をして、その人の隣にいるために人間になった少女の悲しいラブストーリーだ。
モノクロパンダの持ち味のひとつである、どこかファンタジックな世界観が前面に押し出されているこの曲。しかし、物語の形は普通と違っても、そのテーマは「ひと夏の恋」という誰もが共感できるものであることに変わりはない。
アルバムタイトルにもぴったり合っている、ノスタルジックで切ない名曲だ。


着実に実績を積み重ね、配信リリースでのメジャーデビューも果たしたモノクロパンダ。2018年11月3日には渋谷マウントレーニアホールでのワンマンライブも控えており、バンドとしてさらに前進していくことは間違いない。
鋭くもポップな楽曲の数々でますます話題を集めていくモノクロパンダの活動に、これからも注目だ。

【公式HP】http://monoqlopanda.com/
【Twittter】https://twitter.com/monoqlo_panda

【リリース情報】
配信限定シングル「サイレン」
2018/07/25
各種配信サイトでデジタル販売・配信中
1. サイレン
2. 大人が怖いな

【イベント情報】
パンダミーツユー17匹目「モノクロパンダワンマンライブ」
2018/11/03(土)@渋谷マウントレーニアホール
open/start 12:00/12:30
チケット前売り3000円+1drink
当日3500円+1drink
出演:モノクロパンダ