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さめざめ ━━ 全ての女の子捧ぐ。心の奥の“リアル”を許してくれる歌

さめざめ ━━ 全ての女の子捧ぐ。心の奥の“リアル”を許してくれる歌

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は笛田サオリによるソロプロジェクト、さめざめの登場です。


さめざめは、音楽家、アクセサリー作家、文筆家として多方面で活躍中の笛田サオリによるソロプロジェクト。女の子のための表現者であることをテーマに、根底にある心の叫びや葛藤を等身大で描き、若い女性を中心にファンを拡大している。


1982年1月24日生まれ、鎌倉市出身の彼女は、2004年に作詞家としてメジャーデビューし、2009年からソロプロジェクトさめざめを始動させた。そして、2012年にはシングル「愛とか夢とか恋とかSEXとか」でビクターエンタテインメントよりアーティストとしてメジャーデビューを果たす。

デビュー後は、若い女性を中心に口コミやネットで話題となり、2014年には、ファーストアルバム『さめざめ白書』をリリースした。また、初の書籍となる「誰にも言えない恋ばっか」も出版するなど、順調に知名度を上げた。

その後も、順調に活動を続け、コンスタントに音源をリリース。2018年には、限定両A面シングル「ヴァージン/春宵」を配信した。


女の子のために。さめざめとして活動10周年を迎えようとしても、決して曲がることのない信念を感じられる作品たちを紹介しよう。



●「きみが死ぬとき思い出す女の子になりたい」



実体験から生まれたという歌詞は、好きな人ができて怖いもの知らずモードになった彼女の等身大の本音が描かれている。また、これは彼女のみならず、多くの女の子の本音なのだろう。

刺激の強い言葉が、どことなくポップで繊細に聴こえるのが不思議だ。ただインパクトのある言葉を並べているだけではなく、丁寧に計算をして選択された言葉たちなのだろう。

サウンド面は聴きやすい音作りで、歌詞の世界観をリスナーの頭の中に定着させ、想像力を掻き立てる。女の子の本音というある種の普遍的なメッセージと独特の世界観のミスマッチが程よいフック感を生み出し、ただキャッチーな楽曲で終っていない所も魅力的だ。

MVもカラフルな雰囲気が印象的で、より楽曲の世界観が鮮明になる仕上がりだ。



●「ヴァージン」



2018年4月にリリースされた「ヴァージン」は、ピアノの旋律と愛おしさに溢れた彼女の歌声に、どこか安心感を覚える楽曲だ。前向きなメッセージ性とリフレインを多用した歌詞が、リスナーを包み込むように肯定してくれる。

自問自答を繰り返し、答えを出す度に生まれ変わっていく女性の力強い姿が目に浮かぶようだ。何かを始めようとする時、テーマソングにしたくなる。

そんなエネルギーに満ち溢れた1曲ではないだろうか。



●「恋の変」仲瀬みあら



こちらは、笛田サオリの名義で仲瀬みあらに提供した楽曲だ。さめざめの楽曲と比べ、よりキュートな面を押し出した歌詞とメロディーが印象的だ。

物語の主人公によって楽曲の世界観を変えていく表現力が、多くの共感を得る秘訣なのだろう。そしてその共感は、あらゆる女の子の安心感に繋がっているのではないだろうか。

どんなフィルターを通してもターゲットに伝わる言葉を紡ぐ。彼女はそんなアーティストだと実感できる楽曲である。MVでもダンス、衣装などのディレクターを務めており、正に笛田サオリプロデュースと言っても過言ではない作品に仕上がっている。



彼女の言葉はリアルだ。彼女の言う「女の子」のリアルだ。

美しいことだけではない。時には醜い感情や言葉も生まれてくるだろう。

しかし、多くの人はそれを隠しながら生きている。そして、そのことに罪悪感や葛藤が生まれ、やがて窒息してしまうのだ。

そんな窒息寸前の彼女たちを全力で肯定しているのがさめざめだ。時には「どんな感情も許して愛してあげよう」と優しく微笑むように、時には代わりに毒を吐き出すように、常に味方でいてくれる。

生半可な覚悟では表現できないテーマだけに、笛田サオリは絶対に逃げない。見たくないもの、触れたくないものに光を当て、そして救うことは生半可なことではないからだ。

自身の表現に対する責任と覚悟を持つアーティスト。そんな唯一無二の女の子である笛田サオリのソロプロジェクトさめざめは10周年イヤーに向け、さらなる進化を遂げるだろう。



【HP】http://samezame-official.com/


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