シンプルなサウンドとメロディに乗せて、飾らない言葉で想いを歌うシンガーソングライター、アヤヲ。

三重県伊賀市出身のアヤヲは、以前はバンドGulliver Getのヴォーカリストとして活動し、2007年にはメジャーデビューを果たした。

2011年にバンドが解散して以降は、休養期間を挟んでソロでの活動をスタート。

表現テーマとして「切なくて、苦しくて、優しくて、あたたかい音楽」を掲げ、その音楽世界を多くのリスナーに届けている。


2018年11月24日には1st solo Album「ひとりごと」をリリースし、2019年と2021年にもそれぞれ「39~homework vol.1~REC at RAG」

「40~homework vol.2~REC at RAG」と題したCDを発表するなど、ライブ活動と並行してコンスタントに作品も制作。

また、神戸学院大学による地域活性化の取り組み「やぶらぶプロジェクト」に参加するなど、幅広い活動を展開してきた。

自身のペースで、自身の世界観を伝え続けている実力派ミュージシャンだ。




・STORY



コロナ禍に制作・公開された楽曲「STORY」は、ピアノ伴奏と、

自身初挑戦だというウクレレの音色のみをバックに歌い上げたミニマルなポップソング。


今までは当たり前に会えていた人達に、

なかなか自由に会えない日が続くようになってしまった現状の中で、

「また必ず皆で一緒に大きな声で歌える日が来る」

と信じるポジティブなメッセージを伝えてくれる。


ユーモアに満ちた歌詞は等身大の言葉選びが印象的で、

「隣の人を笑顔にしていけば、笑顔が繋がってみんなが幸せになれる」

という明るい希望を高らかに歌っている。

聴いていて元気をもらえるナンバーとして注目だ。



・Tone



こちらもコロナ禍に制作・公開された楽曲「Tone」。

3拍子のミディアムテンポで、「ライブハウス」という特別な場所への愛を歌い上げている。


現状の中で大きな困難に直面したライブハウスを、その場所や文化を、それでも残したい。

今は難しくても、ふと音楽を聴きたくなったときに、ライブハウスで音が鳴り続けていてほしい。

そんな気持ちを込めたメッセージソングだ。


2020年4月より、ピアノ伴奏を手がけている盟友・花田えみと共に

京都のライブハウス「Live Spot RAG」で一年を通してマンスリーライブを開催したというアヤヲ。

この楽曲のレコーディングやMV撮影もRAGで行ったそうで、そんな活動にも彼女のライブハウスへの愛が表れている。

音楽にとって、そして音楽を愛する全ての人にとって大切なライブハウスを象徴的に表現する名曲として必聴だ。


・アヤヲ、歌う喜びと緊張の素顔がチラっ。新曲MVメイキングムービー



Live Spot RAGの公式チャンネルで公開されている2曲のMVのメイキング動画では、彼女の音楽制作の舞台裏の風景、

その中でときに緊張を、そして弾けるような喜びの笑顔を見せる素の一面を垣間見ることができる。

「STORY」「Tone」それぞれにより感情移入できるのはもちろん、ライブハウスという空間でどのように音楽が生まれ、

届けられていくのかを知ることができる映像作品としても要チェックだ。




コロナ禍も落ち着きを見せているので、

今後はツアーを回って全国のリスナーに会いに行きたいと語っているアヤヲ。


今年の春からはラジオ番組のパーソナリティを務めており、

現在はボイストレーニングなど人に音楽を教えることにも関心を持ったりと、

より幅広いかたちで音楽の世界に携わっていきたいという。


音楽活動を行う上で最も重要視しているのは「やり続けること」。

状況が変わり続け、同じところにずっといることはできないからこそ、

自分の中で変わらないものをしっかりと持って活動していくことが大事だと考えているそうだ。


自身の世界観を保ちながら歌い続けていくアヤヲに、今後も注目していこう。



【リリース情報】



2021.11.10 配信リリース
「40~homework vol.2~REC at RAG」
1.STORY

2.Tone


配信リンク

https://linkco.re/za9b0Eqa