日本ツインテール協会が送るアイドルとして誕生し、アイドル界で一世を風靡したdrop。その元メンバーである大場はるかと小日向麻衣に、オーディションで選ばれた新メンバーを加えて新たにスタートしたのが、2017年12月に結成されたナナランドだ。
プロデューサーはdropの生みの親でもあり、写真家、作詞家、デザイナー、日本ツインテール協会会長など幅広く活躍している古谷完。現代サブカルチャー界で大きな注目を集める彼のもと、ナナランドもアイドル界に新たな風を吹き込む存在として、注目を集めている。
その活動は結成当初からハイペースに展開されていて、結成2か月後の2018年2月には早くも東名阪ツアーを開催。他にも「ナナランドのゴールデンランド」などの大規模イベントを成功させている。
途中メンバーチェンジも乗り越えたナナランドは、5月に開催されたワンマンイベント「ナナランドのリキッドランド」で日本コロムビアからメジャーデビューすることを発表。9月5日にシングル「満月に遠吠え/理由」でデビューを果たし、いきなりオリコンチャート4位獲得という快挙を成し遂げた。
一方で、日本最大のアイドルの祭典TOKYO IDOL FESTIVAL2018ではメインステージ争奪LIVEで優勝をつかみ、見事メインステージへの出場を果たすなど、その注目度は新人アイドルの中でも群を抜いている。
ナナランドがこれほど話題を集める最大の要因は、観客・ファンをぐいぐいとその世界観に巻き込んでいく圧倒的なパワーだ。
「ナナランド王国を司る魔法使い」というコンセプトのもと、メンバーそれぞれに担当カラーと「水属性」「太陽属性」「炎属性」といった魔法の属性を持つ彼女たち。そんな独特のテーマとこれまで150本以上のライブを生歌でくり広げてきたパフォーマンス力が合わさることで、一度観た人の心をつかんで離さないインパクトが生み出されている。
●満月に遠吠え
デビューからまだ間もなく、オリジナル曲の少ないナナランドだが、初のMVとして公開された「満月に遠吠え」を聴くだけでも、その個性と魅力は十分すぎるほど体感できる。
曲とMVを通して一番印象的なのは、彼女たちのアイドルグループとしての、圧倒的な世界観の完成度だ。
7人のメンバーは単にイメージカラーや髪形などのアイコンが異なるだけでなく、ハスキーボイスからロリポップな歌声まで色とりどりの多彩さを見せるボーカル、クールさから弾けるキャッチーさまでうかがわせるそれぞれの表情など、確固たる個性を以て受け手を楽しませてくれる。
もちろん楽曲自体も大きな魅力を持っていて、アップテンポな王道のJ-POPサウンドに「やってられないわ」というキーワードが印象的な歌詞が乗り、タイトルには「満月に遠吠え」というどこかファンタジックな光景が示されるなど、ポップとファンタジーが絶妙なバランスで織り交ぜられている。
ハイテンションでド派手なMVも合わさって、デビュー曲として絶大なインパクトを持ったキラーチューンだ。
まだまだ活動はスタートしたばかりながら、既にアイドル界、サブカルチャー界で圧倒的な存在感を見せ始めているナナランド。
新世代のアイドルを代表するグループとして、ますます躍進していくことは間違いないだろう。
彼女たちの今後の活躍は、公式HPやTwitterなどでしっかりとチェックしていこう。これからのアイドルカルチャーは、ナナランドなしでは語れない。
【公式HP】http://7-land.com/
【Twitter】https://twitter.com/7land_official
【リリース情報】
2018年9月5日リリース
ナナランド Major 1st Single「満月に遠吠え/理由」
Type-A~H (税込¥1,200/税別¥1,111)
COCA-17476
1.満月に遠吠え
2.理由
3.満月に遠吠え(Instrumental)
4.理由(Instrumental)