爽やかなビジュアルと疾走感のある音楽性で、今密かに話題を集めはじめているヴィジュアル系ロックバンド、それが LOVE LOCK(ラブ・ロック)だ。

2016年に結成された彼らは、ライブ会場を中心に着実に活動を重ねてきた。メンバーチェンジも経験し、現在はボーカルにex.東京指定の渋谷、ギターに聡、ベースにex.LAGNAのGTRという3人編成で活動している。

知名度的にはまだまだ成長の余地があるバンドだが、新体制になってリリックビデオの公開やワンマンライブも決行するなど、今その勢いを大きく増していて、期待が高まるLOVE LOCK。
その音楽性の特徴は、王道の邦楽ギターロックやパンクロックをベースにした「疾走感」だ。バンドとしての分類は「V系」になる彼らだが、キャッチーで爽やかな聴き心地の楽曲は、いわゆるJ-ROCKが好きな方でもスッと受け入れることができるだろう。
実際に、そんなLOVE LOCKの楽曲を聴いていこう。


●東京パブリック


2017年3月にリリースされたシングル「東京FASHION KILLS」。そのリード曲になった「東京パブリック」は、LOVE LOCKの代表曲とも言える一曲だ。
軽快なイントロから始まり、ノリのいいメロディとアッパーなリズムが盛り上がりを生むこの曲。高揚感たっぷりのサウンドは、王道のJ-ROCK的な魅力を持っている。歌詞の世界観もポジティブで、力強く前進するような曲調とマッチしているのが印象的だ。
渋谷のボーカルの魅力はもちろん、楽器隊の演奏面にも注目だ。抑揚のついたベースとドラムは緩急豊かなリズムで曲の盛り上がりを操り、疾走感とメロディアスなテクニックを両立させたリードギターは、そんな楽曲にきらびやかさを加える。
それぞれの要素が、無駄なく合わさって完成されたキラーチューンだ。


●HEART to HEART


今年夏から絶賛配信中の配信限定single「HEART to HEART」にも注目だ。
まずは1曲目に収録されている表題曲の「夢 希望 ロケット。」LOVE LOCKらしいポップでキャッチーな楽曲でライブで盛り上がる事間違いなしのキラーチューンとなっている。
2曲目の「NEW WEORLD」は王道パンクな仕上がりになっている。Bメロではゆったりとサビでは一気に開けた展開となり、緩急のついた楽曲になっている。
3曲目の「ミヤコワスレ」はこれまでのLOVE LOCKの印象とは少し違うしっとりとしたバラードとなっている。歌詞からもメンバーチェンジ等を経験した彼らの葛藤や決意が見て取れるメッセージ性の強いナンバーだ。
4曲目の「BURN O.U.T」は激しいサウンドとキャッチーばメロディが合わさった曲で、ライブを意識した楽曲だ。
この「HEART to HEART」に収録されている4曲はそれぞれが違う色を放ちながらも、メロディを大切にするというLOVE LOCKらしさの詰まった楽曲で、彼らの幅広さ、音楽に対する想いが分かる作品になっている。ライブ映像が届いているので、是非ライブでの雰囲気も含めて感じてほしい。



確かな音楽センスと明るい世界観で、ますます大きな存在になり得る可能性を秘めているLOVE LOCK。2018年10月26日にはワンマンライブも成功させて勢いがついている今、さらなる飛躍に期待が高まる。
これからが期待のLOVE LOCKは、ヴィジュアル系ロックバンドのファンなら要注目だ。
彼らの活動情報は、公式HPやTwitterでしっかりとチェックしていこう。

【公式HP】http://love-lock.tokyo/
【Twitter】https://twitter.com/lovelock_info