「シンガーソングライター」と「アイドル」。同じアーティストでもジャンルが異なるこの2タイプの活動を融合させ、両立させているのが、千葉県出身の「シンガーソングライターアイドル」、鈴音ひとみだ。
元々ダンスが得意だったという彼女は、そこに「歌」という別の特技をミックスさせ、シンガーとして作詞作曲も務めながらダンスを含めたパフォーマンスでアイドル的な要素も持つ、独自の活動スタイルを作り上げた。
MVの構成なども自分で考えているそうで、作品やパフォーマンスの全てを自ら手がけることで統一された世界観が生み出されている。
松浦亜弥やLiSAといったアーティストの影響を受けた力強くスタイリッシュな歌とダンスが見どころの彼女だが、好きなものとしてガンダムやマクロスなどのアニメ、犬を挙げるなど、アキバ系な一面や可愛いもの好きの一面も見られて、そんなギャップも魅力となっている。
そんな彼女の特技は「継続すること」。シンガーソングライターやアイドルとしての実力はもちろん、これまで1000日以上SHOWROOM配信を続けてファンと積極的につながるなど、活動を地道に重ねる努力家な姿勢こそが今の彼女の人気を作り上げている。ご当地アイドルの日本一を決める「U.M.U AWARD 2018」で関東代表に選ばれるなど、その実績を見ても「継続は力なり」を体現していると言えるだろう。
そんな鈴音ひとみの楽曲を実際に聴いて、その魅力を体感していこう。
●絆
YouTubeでの再生回数は2018年11月現在で70000回を超え、鈴音ひとみの代表曲となっている「絆」。
パワフルな疾走感の中に切なく真摯な想いが込められているこの曲は、飾らない歌詞とキャッチーなメロディがロックサウンドに乗ることで、耳に心地のいいキラーチューンに仕上がっている。
鈴音ひとみの表情をまっすぐにとらえたMVにも注目だ。その立ち振る舞いはダンス経験者ならではのスタイリッシュなクールさがあり、アイドルファンはもちろん、アニソンが好きな方にもピンとくるものがあるのではないだろうか。
この純粋なアイドルともシンガーソングライターとも違う独特の立ち位置が、彼女の最大の特徴だ。
●Sinfonia
2018年7月にMVが公開された「Sinfonia」では、サウンド面でも演出面でも、鈴音ひとみのさらなる進化が感じられる。重厚なダンスビートとシンフォニックで壮大なアンサンブルが融合したこの曲は、ゴシックな雰囲気で彼女の新たな魅力を開拓したと言えるだろう。
クラシカルな衣装とロケーションで描かれるMVも、そんな楽曲の空気感をより鮮やかなものにしている。
サウンド、歌声、歌詞、そして映像。全ての要素が絡み合うことで、「鈴音ひとみ」というアーティストの確固たる世界観が完成されている。
独自のスタイルで活動を続け、着実にJ-POPシーンを前進していく鈴音ひとみ。その目標は「東京ドームを満員にしてライブをすること」だという。
年明けには「NEW YEAR PREMIUM PARTY2019」の出演も決まっており、また、来年からはフリーで活動していく。
アーティストとしてのセンスと「継続」を武器に彼女が目標に向かっていく様に、これからも要注目だ。
鈴音ひとみのライブやリリースの情報は、公式ブログやTwitterでチェックしていこう。
【Twitter】https://twitter.com/artisthitomi