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アマネトリル ━━ 70’sシティポップを融合させたアコースティックサウンドが描く、新しい景色とストーリー

アマネトリル ━━ 70’sシティポップを融合させたアコースティックサウンドが描く、新しい景色とストーリー

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回はアマネトリルの登場です。



それぞれがシンガーソングライターとして活動していたMasahiro(Vo.Gt.)とYujin(Vo.Gt.)によって結成された音楽ユニット、アマネトリル。

2018年1月に始動したばかりの彼らは、12歳の頃からストリートライブをスタートさせてツアーやラジオDJ、作曲家としての活動などをくり広げてきたMasahiroの表現力と、アメリカの名門バークリー音楽院を卒業してニューヨークで7年に渡る音楽活動を経験したYujinの巧みなギタープレイを融合させることで、化学反応を起こしたサウンドを展開している。

その結成のきっかけになったのは、2013年にライブハウスで出会った2人がお互いのライブを見たことだったという。それから交流を重ねた彼らは、アコースティック形式でのコラボライブなども経験し、2018年に正式にユニットに。名前の由来は、音楽を聴かせて熟成させたという日本酒「天音」と装飾音のトリル(震音)を組み合わせたものだという。
異なる経歴を重ねてきた2人のミュージシャンによる、唯一無二の世界観。ギター2本と歌という最小限の編成から生まれる多様な情景を、体感していこう。



●DAIWA


2018年11月30日にリリースされたアマネトリル初のアルバム「タイムトラベルミュージック」。そこから先行配信され、MVも公開されたのが「DAIWA」だ。
ゆったりと流れるアコースティックギターとクリーンギターのサウンドが、まどろみのような柔らかく静かな空気を生み出すこの曲。描かれる景色とアンサンブルは洗練されながらもどこか懐かしく、古き良きシティポップの風も感じさせる。
これからアマネトリルの代表曲として長く親しまれていくであろう、極上の一曲だ。



●「タイムトラベルミュージック」ディスクレビュー

リード曲だけでなく、『タイムトラベルミュージック』というアルバム全体を通しても見ていこう。
1曲目を飾るのは、ミディアムテンポの中で軽快なサウンドと爽やかな歌詞が流れるポップソング「ファンファーレは街へ」だ。空気の澄んだ朝の街並みが思い浮かぶこの曲は、はじまりを告げる一曲としてぴったりだろう。
そこから続くのは、ラテンタッチのリズムが印象的なファンクナンバー「エンプティーダンス」だ。グルーヴィーな中にもアマネトリルらしいキャッチーな聴き味がしっかり込められていて、1曲目からの清涼感を引き継いでいる。
そこから一転して、本作の目玉ともいえる3曲目「DAIWA」では、落ち着いた大人のポップバラードがくり広げられる。単体で聴いたときとはまた違った、ほっと一息をつかせてれるような味の深さが感じられるのではないだろうか。
4曲目のアコースティックナンバー「鳴子東線」は、ユニット名の由来にもなった日本酒「天音」の産地、東鳴子温泉がテーマの一曲だ。温泉街にいるかのようなゆっくりとした雰囲気を感じさせてくれるこの曲の後には、一気に空気を変えて、ギターカッティングと4つ打ちのビートが印象的なダンスチューン「Tu Tura Li Lat」がやってくる。緩急のついた楽曲展開は、決して聴き手を飽きさせない。
アルバムの最後を飾るのは、アコースティックサウンドとポップセンスを融合させた王道のバラードナンバー「blue hour」だ。切なく繊細なストーリーと感情を描きながらも、しんみりし過ぎない絶妙なバランス感覚で、後味のいい感動を生み出している。
全6曲、それぞれが一切の無駄なくバランスをとりあった、デビュー作にふさわしい名盤だ。

ファーストアルバムのリリースによって、アーティストとしての世界観をはっきりとしたものに仕上げてきたアマネトリル。確固たる表現力とセンスに裏打ちされた、懐かしさのあるアコースティックポップサウンドで、これからますます存在感を高めていくことだろう。
結成最初の1年を終え、既に勢いに乗り始めている彼らの今後の飛躍に、今から要注目だ。



【公式HP】http://amanetrill.com



【リリース情報】


1st Album「タイムトラベルミュージック」
AMC-071 / Azabudai Music Communications. / ¥2,000-(税別)
アルバム特設サイト http://amanetrill.com/timetravelmusic/

1. ファンファーレは街へ 
2. エンプティーダンス 
3. DAIWA 
4. 鳴子東線 
5. Tu Tura Li Lat 
6. blue hour

【ライブ情報】
2018年12月15日(土) 12:00〜
みなとみらいKINGDOM Winter 2018
場所:クイーンズスクエア横浜1F クイーンズサークル
※ 観覧無料のアコースティックライブ

2018年12月27日(木)
「星屑と天音」〜結成一周年と忘年会〜
場所:Music Bar 星屑と三日月
OPEN 19:00/START 20:00
Music Charge:2,000¥+1drink

詳細、御予約は公式Websiteへ

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